CASITOMO

ShopifyとLINEで個別トーク(LINEチャット)を活用するメリットとは?

Shopifyと連携可能なLINEの個別トーク(LINEチャット)とは?

Shopifyと連携可能なLINEの個別トークについて、少しご紹介します。

LINEの個別トークは、LINE公式アカウントを友だち登録したユーザーに対して、個別にチャットメッセージを送信できる機能のことです。

※Lipifyを使ったShopifyとLINEの連携画面

ストア運営者はLINEの個別トークを通じて、お客様一人ひとりとコミュニケーションを図れるようになります。

チャットボットのような自動返答ではなく、ストア運営者またはスタッフが個別にチャットメッセージを送信できるため、お客様の細かい要望にも応えられるのが大きな特長です。

ちなみに、LINE株式会社の公表資料によると、LINEの月間利用者数は8,600万人です。日本では圧倒的に支持率の高いSNSであり、Shopifyと連携しない手はありません。

ShopifyとLINEの連携がまだ済んでいないストア運営者様は、本記事の最後でご紹介する「Lipify(リピファイ)」をぜひチェックしてみてください。

ShopifyとLINEで個別トーク(LINEチャット)を活用するメリット

ShopifyとLINEで個別トークを活用するメリットは、大きく3つあります。

  1. 顧客体験向上
  2. 導入ハードルが低い
  3. データ活用

いずれもShopifyストアの売上に強く影響する要素です。それでは、一つずつ解説します。

1. 顧客体験向上 (1対1コミュニケーション、他ツールだと一斉配信になる)

ストア運営者様の中には「チャットコマース」という言葉をご存知の方も多いでしょう。

チャットコマースとは、ECサイトにチャット機能を実装したり、チャットツールと連携したりすることで、「お客様との1:1のコミュニケーション」を組み込むEC戦略のことです。

「商品を手に取れない」
「その場で質問できない」

といった、従来のECサイトが抱えていた課題を解決するために生まれました。

Shopifyストアの場合、チャットコマースを実現する最適なツールが、LINEです。LINEを連携せず、Shopifyストアにチャットツールを直接組み込む方法もありますが、プロモーションが行えません。

LINEの個別トークなら、プロモーションを行いながら、友だち登録してくれたユーザーに個別トークで対応できるため、顧客体験(CX)を大きく向上できます。

顧客体験の向上とはすなわち、売上アップの土台です。

2. 導入ハードルが低い

LINEの他にも、Shopifyと連携可能なツールはたくさんあります。しかし、「導入ハードルが低い」のは、LINEの大きなメリットです。

まず、LINEは作り込まれたSNSであり、個別開発が要りません。LINE公式アカウントにはプロモーション機能も充実しているため、「そのまま」で十二分に活用できます。

次に、個別開発が要らないため、必然的に導入コストが下がります。個別開発を行ったとしても、LINEという完成されたベースの上に新しいプログラムを乗せるため、開発コストも削減できます。

最後に、LINEは人口の約68.5%をカバーしている人気SNSなので、ユーザーが使い方に迷いません。チャットツールの導入では、「ユーザーに定着しやすいかどうか」も、導入ハードルを判断する材料です。

その点、LINEはほとんどの日本人に定着しているSNSなので、導入ハードルを大きく下げてくれます。

3. データ活用

ShopifyとLINEは、相互にデータ活用(※)できるメリットがあります。

たとえば、Shopifyストアで得た購買データを解析し、パーソナライズされたメッセージをLINEで送信できます。

一方で、LINEの個別トークでのやり取りをテキストデータとしてAIに取り込み、お客様満足度の把握や対応品質向上、商品企画と在庫の最適化などにも活用できます。

データ活用が当たり前になった時代、ShopifyとLINEの個別トークを連携すれば、ECサイト運営で「データドリブン(データを起点にした)」を実現するのも難しくありません。

※POS連携や、AI連携が可能なShopifyアプリが必要です

ShopifyとLINEで個別トーク(LINEチャット)を活用する時のポイント

続いて、ShopifyとLINEで個別トークを活用する時のポイントをご紹介します。

  1. 運用ルールを決める
  2. チャットモードをオンにする
  3. ユーザー検索を活用する

これらは基本的かつ大切なポイントなので、しっかりと押さえておきましょう。それでは、一つずつ解説します。

1. 運用ルールを決める

ShopifyとLINEで個別トークを活用する上で、運用ルールはお客様への対応品質を左右します。具体的には、下記の項目を参考に運用ルールを決めましょう。

  • 質問に対する返答可能日時
  • 質問一つあたりに対する目標返答時間
  • 在庫のお問い合わせに対する返答方法(テンプレ化)
  • サイズ、色、質感などに対する返答方法(テンプレ化)
  • 食品の成分表示に対する返答方法(テンプレ化)
  • クレームに対する返答方法
  • 「はい」か「いいえ」で答えられる会話を意識する
  • 「次に」や「続いて」、「最後に」など枕詞で会話の流れを作る
  • 「〇〇でお間違いないでしょうか?」と最終確認を徹底する
  • 言葉づかいを決める(フォーマル or カジュアル)

さらに、下記のような運用指標(KPI)を設定することにより、個別トーク活用の改善や、お客様満足度の把握に役立ちます。

  • サイトアクセス数に対するチャット利用者の割合
  • チャット発生するに対する継続的な会話の割合
  • 初動対応速度(最初のチャットに対する返信スピードの平均)
  • チャット経由で商品購入にいたった割合
  • チャット経由で商品購入にいたったお客様の購入単価
  • チャット利用者に占めるリピーターの割合

2. LINE公式アカウントで『チャットモード』をオンにする

ShopifyとLINEで個別トークを活用するためには、LINE公式アカウントで「チャットモード」をオンにする必要があります。

LINE公式アカウントの設定画面を開いたら、「応答設定」をクリックし、「チャット」をオンにしましょう。

1. ヘッダーの「チャット」をクリックする

2. 表示されたポップアップの「応答設定に移動する」をクリックする

3. 応答機能の「チャット」をオンにする

4. 表示されたポップアップの「両方をオンにする」をクリックする

設定を忘れるとお客様からの質問に対応できないため、忘れず設定するよう注意してください。

3. ユーザー検索を活用

ShopifyとLINEで個別トークを活用すると、お客様とコミュニケーションを取りながら、ユーザー検索でお客様情報をリアルタイムに確認できます。

たとえば、下記のようなお客様情報を確認できます。

  • 定期購入顧客の注文タイミング
  • お客様ごとの発送状況
  • 過去のクレーム/トラブル内容
  • 誕生日などアカウント情報

こうしたお客様情報をリアルタイムに確認しながらチャットを行えば、迅速なクレーム/トラブル対応や、お客様に合わせたコミュニケーションを促進できます。

いわゆる「サービスのカスタマイゼーション」が実現可能になるため、ユーザー検索は積極的に活用すべき機能です。

Lipifyで実現する「Shopify × LINE」の個別チャット

ShopifyとLINEで個別トークを活用するためには、ShopifyとLINEの連携を可能にする、Shopifyアプリが欠かせません。

また、LINE公式から発表されているShopifyアプリがないため、サードパーティ製のアプリが必要です。

そこでおすすめするのが、「Lipify(リピファイ)」です。

Lipify(リピファイ)とは?

>>リピファイ紹介動画

Lipifyとは、ShopifyとLINEを連携させる専用のツール(Shopifyアプリ)です。

Shopifyストアの運営者様は、お客様は購買データや属性データを取り込み、LINE上でパーソナライズされたメッセージを配信できるようになります。

LipifyはShopifyのアプリストアからダウンロード可能で、フリープラン(※)のご用意もあります。

「ShopifyとLINEの連携って、どう活用できるの?」と、マーケティング効果が気になっている方も気軽にご利用いただけます。

Lipifyで個別チャットを開発した背景

Shopifyストアをはじめ、ECサイトの運営にはさまざまな課題が残されています。その一つが、「オフライン(店舗)を超える接客対応」です。

対面でコミュニケーションが取れる店舗接客は、お客様とリアルタイムな会話を広げながら、お客様の表情や行動から心情を読み取り、都度最適な提案ができます。これは、接客において非常に大きなアドバンテージです。

そのため、「オンラインの接客はオフラインを超えられない」と基本的に考えられています。

しかし、ECサイトなどWeb上での購買行動が当たり前になった今、オンライン接客が店舗接客を超えることは、強力な体験価値を生み出せます。

そこで私たちが着目したのが、「LINEの個別トークを活用したオンライン接客」です。

LINEは年代を選ばず、多くの日本人にとって一般化したコミュニケーションツールです。利用にあたってのストレスが少なく、Shopifyストアへの気軽な問い合わせにつながります。

Lipifyは個別チャットでお客様の細かい要望に応えながら、画像配信・カルーセル配信や、カート落ちメッセージ配信、Shopify POSとの連携などの機能により、LINEを活用したShopifyマーケティングを加速させます。

Shopifyストアでのマーケティング促進や、コンバージョン率アップなど、課題を感じている運営者様は、Lipifyを使ったLINE連携をぜひご検討ください。

>>○ステップで完了、Lipifyフリープランのご利用はこちら(CTA)

※Lipifyフリープランは、最大120ユーザーまでLINE IDを連携できます

まとめ

Shopifyの登場により、多くの方が気軽にECストアを開設できる時代になりました。次なる課題は、LINEなどチャットツールとの連携により、「オンライン(店舗)を超えた接客対応」を実現することです。

Shopifyストアが抱えるさまざまな課題を解決し、競合との差別化を図るためにも、ShopifyとLINEの連携による個別トークのご活用を始めてみてはいかがでしょうか。

【23年最新】LINE公式アカウントの分析機能を徹底解説

LINE公式アカウントの分析機能一覧

それでは早速、LINE公式アカウントの分析機能とLINE Tagについて、一つずつ解説します。各分析機能の特徴を整理していくので、自社における活用をイメージしながら読んでいただければ幸いです。

分析機能1. ダッシュボード

「ダッシュボード」では統計情報を一覧で表示してくれます。

<チェックできる情報>

メッセージ通数送信
友だち友だち追加、ターゲットリーチ、ブロック
チャットアクティブルーム、受信メッセージ、送信メッセージ

LINE公式アカウントで行なっているマーケティング施策の状況を、大まかに確認できるため、最もよく使う分析機能の一つです。

分析指標は「7日間」または「30日間」と、2つの期間に分けて確認できます。

分析機能2. 友だち

「友だち」では友だちの追加数、属性情報、追加経路などを確認できます。

<チェックできる情報>

概要友だち追加、ターゲットリーチ、ブロック
属性性別、年齢、地域
友だち追加経路LINEスタンプ、ホームタブ、友だち追加アイコン、友だち追加URL、
友だち追加QRコードなど
友だち追加広告インプレッション、友だち追加数、友だち追加率、友だち追加単価

LINE公式アカウントのマーケティング施策では、友だちに追加される数も大切ですが、「どの経路で追加されたか?」を把握することも重要です。

さらに、ユーザーの属性情報を組み合わせて分析すれば、ターゲットごとの動向を分析することもできます。

分析機能3. メッセージ通数/配信

「メッセージ配信」ではユーザーに配信したメッセージを、さまざまな角度から分析できます。

<チェックできる情報>

メッセージ通数合計数、配信数、応答数、あいさつ数
メッセージ配信配信数、開封数、クリックユーザー数、再生開始数、再生完了数、
コンバージョン数、コンバージョン率、カスタムされたコンバージョン、
クリック数、クリック率、クリックユーザー数、動画/音声の再生率など

配信したメッセージに対して、多種多様な切り口で分析できるため、マーケティング施策の効果測定を細かく行えます。

カードタイプメッセージやキャンペーンごとの効果測定も可能であり、かなり細かい分析が可能です。

分析機能4. ステップ配信

「ステップ配信」ではステップ配信したメッセージの配信状況を分析できます。

<チェクできる情報>

メッセージ配信する指定期間内に送られたメッセージ数の合計
ステップ開始ユーザー数指定期間内にステップ配信が開始したユーザーの数
ステップ完了ユーザー数指定期間内にステップ配信が完了したユーザー数

ステップ配信は段階的にメッセージを送信し、ユーザーの購買意欲を高められるマーケティング施策です。

配信状況や完了率などを確認し、施策効果が出ているかどうかをチェックしてみましょう。

分析機能5. チャット

「チャット」では、ユーザーとのチャットにおけるメッセージ数などを把握できます。

<チェクできる情報>

アクティブルームチャットを利用したユーザの数
受信メッセージ受信したメッセージの数
送信メッセージ送信したメッセージの数
応答メッセージ自動応答したメッセージの数

利用頻度は低い分析機能ですが、チャット全体のメッセージ数などを把握することで、ユーザーのチャット利用率を分析できます。また、各データのエクスポートが可能です。

分析機能6. リッチメニュー

「リッチメニュー」では、リッチメニューにおけるクリック数や表示数などを分析できます。

<チェクできる情報>

インプレッションリッチメニューの表示回数
インプレッションユーザーリッチメニューを表示したユーザー数
クリックリッチメニューのクリック数
クリックユーザーリッチメニューをクリックしたユーザー数
クリック率リッチメニューのクリック率

リッチメニューはエリアごとに分析できるのが特徴です。よくクリックされているエリア、逆にクリックされていないエリアを割り出し、改善活動に役立てられます。

分析機能7. あいさつメッセージ

「あいさつメッセージ」では、あいさつメッセージの統計情報を確認できます。

<チェクできる情報>

全体あいさつユーザー数、開封ユーザー数、開封率、クリックユーザー数、
クリック率
インプレッション、
リンククリック
インプレッション数、クリック数、クリックユーザー数、クリック率
インプレッション・
動画・音声
インプレッション数、再生開始カウント数、再生割合、再生ユーザー数

あいさつメッセージはユーザーに初めて届くメッセージです。この分析結果が良好なら、ユーザーに良い印象を与えられていることになります。

分析機能8. クーポン

「クーポン」では配信したクーポンごとの統計情報を確認できます。

<チェクできる情報>

経路クーポンが開かれた経路
ページビュークーポンの表示回数
ユニークユーザークーオンを表示したユーザー数
保存ユーザークーポンを保存したユーザー数
使用ユーザークーポンを使用したユーザー数

ECサイト等において重要なクーポン施策を、5つの視点から分析できます。より効果の高いクーポンを生み出すためにも、積極的に利用したい分析機能です。

分析機能9.  予約

「予約」ではLINE公式アカウントからの店舗予約数などを把握できます。

<チェクできる情報>

来店来店客数、キャンセル組数、キャンセル率、来店人数
予約受付予約受付数、キャンセル受付数

飲食店などの店舗運営をされている方の場合、キャンセル率が高ければ原因分析を行い、改善活動に役立てられます。

分析機能10. ショップカード

「ショップカード」ではカードの発行数やポイント別の使用ユーザー数などを確認できます。

<チェクできる情報>

カード・ポイント有効カード、発行済みカード、付与ポイントの合計、来店ポイント、
カード取得ボーナス、有効期限切れ、発行済み特典チケット、
使用済み特典チケット、使用率

ショップカードは店舗のポイントカードを簡単に発行できるため、店舗運営におすすめの機能です。カード発行数やポイント付与状況などをチェックし、店舗運営に役立てましょう。

分析機能11. プロフィール

「プロフィール」では、LINE公式アカウントのプロフィールが表示された回数などがまとめられています。

<チェクできる情報>

プロフィールプロフィール表示回数、表示したユーザー数
レビューレビューの平均スコア、レビュー数、レビューへの返信率、レビューへのいいね数

企業やブランドの基本情報を掲載できるプロフィールは、表示回数やレビュー数などによって、ブランディング効果を測定できます。

Web上にも表示されユーザーへの認知経路になるため、積極的に分析し、プロフィールの継続的改善を行いましょう。

分析機能12. LINE Tag(ライン・タグ)

「LINE Tag」とは、LINE公式アカウントから配信したメッセージのコンバージョン(成果)をチェックできる機能です。

<チェクできる情報>

ユーザーの行動メッセージの開封数、開封率、メッセージからのサイト訪問数など
コンバージョンLINE公式アカウントやLINE広告から商品購入に至った割合など

LINE Tagを利用するためには、LINE公式アカウントの管理画面で「ベースコード」と「コンバージョンコード」を発行し、Webサイトのphpファイル内に設置する必要があります。

詳しいやり方は別の記事で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

LINE公式アカウントで分析機能を使うメリット

LINE公式アカウントで分析機能を使うと、どのようなメリットがあるのかをまとめました。

ユーザーの購買パターンを把握できる

LINE公式アカウントにはさまざまな分析機能が用意されており、機能ごとに細かい分析も可能です。

各分析機能を駆使すれば、ユーザーの購買パターンを把握することも難しくありません。

また、ユーザーの属性データ(性別、年齢、地域)を組み合わせて分析すれば、想定していた消費者ターゲットの正解/不正解を判断することもできます。また、消費者ターゲットに関して、新しい発見があるかもしれません。

新しいユーザーニーズを発掘できる

メッセージや広告の文面を変え、2種類のクリエイティブを用意すれば、LINE公式アカウントで「A/Bテスト」を実施できます。

A/Bテストを通じてより効果の高いクリエイティブを把握することにより、新しいユーザーニーズを発掘できる可能性があります。

表示数やいいね数、コメント数などをつぶさに比較しながら、より効果の高いクリエイティブを生み出すことと、新しいユーザーニーズの発掘を両立させましょう。

PDCAサイクルを回してマーケティングを改善できる

LINE公式アカウントを使ったマーケティング施策は、ユーザーの反応をダイレクトに把握できるため、PDCAサイクルを素早く回すことができます。

継続的かつスピーディな改善活動こそ、マーケティング施策成功の要です。

LINE公式アカウントの分析機能をフル活用して、PDCAサイクルを素早く回し、マーケテイング施策の効果をいち早く生み出しましょう。

まとめ

LINE公式アカウントの分析機能、並びにLINE Tagは、LINEを使ったマーケティング施策を展開している企業にとって必須機能です。

「まだ使ったことがない」
「使い方がわからなかった」

という方は、これを機にLINE公式アカウントの管理画面にある「分析」タブをクリックしてみましょう。

当ブログではLINE公式アカウントを使ったマーケティング施策の、分析・効果測定方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

LINE×Shopifyのマーケティング促進なら「Lipify」がおすすめ

LINE公式アカウントの分析機能は便利な反面、「分析画面が分散していて見づらい」という声もあります。そこで、「Lipify(リピファイ)」をおすすめします。

Lipifyは、LINE公式アカウントとShopifyストアを連携し、Lipifyの管理画面上で分析データを表示できます。

メッセージの配信数、クリック数、コンバージョン率などマーケティング施策の効果測定に欠かせないデータを一元管理できるため、ストレスの少ないデータ分析が可能です。

また、メッセージごとの効果測定を視覚的に表せるため、今後どのような内容でメッセージを配信すべきか、意思決定を素早く下せるようになります。

Lipifyなら、LINE公式アカウントで実施するマーケティング施策の費用対効果や分析指標を、リアルタイムで見ながら改善活動を推進することができます。

Shopify Partner(パートナー)とは?概要や依頼すべきケースまで解説

Shopify Partner(パートナー)とは?

Shopifyパートナーとは、Shopifyを使ったオンラインストアの構築、テーマやアプリケーションの開発における、Shopify公認の専門家のことです(個人か法人かを問わず)。

Shopifyは世界中で急成長しているオンラインストア構築サービスであり、国内における累計店舗数は、2023年第2四半期の時点で約2万9,000店にのぼっています(Store Leads社の調査より)。

Shopifyのサポートチームが世界中のオンラインストア運営社をサポートするのは、現実的に不可能です。そこで、Shopifyパートナープログラムを用意することで、一般企業や個人がパートナーとして登録し、オンラインストア運営社をサポートできる仕組みを作りました。

Shopify Partner(パートナー)ができること

Shopifyパートナーができることは、大きくわけて4つあります。

  • Shopifyストアの構築
  • ShopifyアプリやAPIの開発
  • Shopifyテーマのデザイン
  • Shopifyアカデミーの受講

それでは、一つずつ解説します。

Shopifyストアの構築

Shopifyを使ったオンラインストアの構築は、テンプレートを利用すれば初心者でも難しくありません。しかし、オリジナリティの高いオンラインストアを構築する場合、専門的な知識・スキルが必要です。そこでShopifyパートナーは、顧客に代わってShopifyストアの構築ができます。

ShopifyアプリやAPIの開発

Shopifyアプリとは、Shopifyストアに追加できるアプリ(機能)のことです。Shopifyパートナーは独自のアプリを開発し、アプリストアに公開してそこから収益を得たり、顧客の要望に応じてShopifyアプリを独自開発したりできます。

また、Shopifyが提供しているさまざまなAPI(Application Program Interface)を使い、開発効率を高めながら信頼性のあるShopifyアプリを開発できます。

Shopifyテーマのデザイン

Shopifyテーマとは、オンラインストアにワンクリックで適用可能なデザインのことです。Shopifyパートナーは新しいテーマを制作してShopify上で販売したり、顧客ごとにカスタマイズされたテーマを制作できたりします。

Shopifyアカデミーの受講

Shopifyアカデミーとは、Shopifyパートナーだけに提供されているトレーニングプログラムのことです。

ShopifyパートナーはShopifyアカデミーの受講することで、Shopifyへの理解を深め、より質の高いサービスを顧客に提供できるようになります。

以上の他にも、Shopifyロゴの使用権利を得たり、専用の管理画面にアクセスできたり、Shopifyパートナーならではの特典があります。

Shopify Partner(パートナー)の登録方法

Shopifyパートナーの登録方法は実に簡単なので、ここで紹介しておきます。

  1. Shopifyパートナープログラムページにアクセスする
  2. 「今すぐ登録」をクリックする
  3. 「メールアドレスで続行する」をクリックする
  4. メールアドレス、氏名、パスワードを入力して「Shopify IDを作成する」をクリックする
  5. アカウント情報を入力して「ダッシュボードを表示」をクリックする
  6. 受信したメール内の「メールを確認する」をクリックする
  7. 「Shopifyパートナー」をクリックする

以上で、Shopifyパートナーへの登録は完了です。

Shopify Partner(パートナー)プログラムについて

Shopifyパートナープログラムには、3つのパートナー制度があります。それぞれに特徴が異なるので、ここでご紹介します。

Shopify Partner(パートナー)

Shopifyパートナーとは、Shopifyパートナープログラムに参加している個人や法人のことです。

Shopifyパートナープログラムに登録すると、まずはShopifyパートナーとして、Shopifyとのパートナーシップがスタートします。

ShopifyパートナーはShopifyのさまざまなリソースや情報を閲覧でき、それぞれの専門的な知識・スキルを活かしたサービス提供が可能です。

Shopify Experts(エキスパート)

Shopifyエキスパートとは、Shopifyパートナープログラムに参加している個人や法人のうち、Shopifyに対する深い知識と、豊富な経験を持っているパートナーのことです。

オンラインですぐに登録できるShopifyパートナーとは異なり、Shopifyが定める審査をクリアしなければいけません。

Shopifyによって一定以上の実績が認められたのがShopifyエキスパートなので、専門性の高いオンラインストア構築などを得意としています。

Shopify Plus Partner(プラス・パートナー)

Shopifyには、エンタープライズ向けのプランとして、「Shopify Plus(月額2,000ドル)」を提供しています。

このShopify Plusにおいて、深い知識と豊富な経験を持ち、かつShopifyの審査をクリアしたのがShopify Plusパートナーです。

一般的には、大企業や取引高の多いオンラインストアがShopify Plusを利用するため、大規模オンラインストアの構築を得意としている企業が、Shopify Plusパートナーに認定されています。

オンラインストア構築を依頼すべきパートナーは?

Shopifyを使ったオンラインストア構築において、「ShopifyパートナーよりもShopifyエキスパートに依頼する方がいいのか?」という質問を、よくいただきます。

結論から言って、「どのパートナーに依頼するのが正解」ということはありません。

大切なのは、依頼する項目と目的、さらにコストのバランスによって決めることです。

Shopifyエキスパートは専門的な知識・スキルや、実績がShopifyに認められていることから、「Shopifyパートナーよりも優れている」と考えがちです。しかし、Shopifyパートナーの中にも優秀なパートナーは存在します。

また、Shopifyエキスパートへの依頼は比較的高コストなため、依頼の項目と目的、さらにコストのバランスを考慮すると、Shopifyパートナーに依頼した方が良いケースもあります。

Shopifyを使ったオンラインストア構築などをパートナーに依頼する際は、登録しているパートナー制度に縛られず、複数のパートナーから見積もり等を取り、最適なパートナーを探して見てください。

Shopify Partner(パートナー)への依頼すべきケース

最後に、Shopifyパートナーへ依頼すべき5つのケースをご紹介します。

1. 独自のデザインでShopifyストアを構築したい

Shopifyは初心者でもオンラインストアを構築できますが、オリジナリティの高い独自デザインのShopifyストアを構築したいとなれば、Shopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。

独学でオリジナリティの高いShopifyストアを構築するよりも、Shopifyパートナーに依頼する方が低コストな場合が多々あります。

2. Shopifyストアに最適なアプリが知りたい、実装したい

運営中のShopifyストア、またはこれから構築するShopifyストアに対して、最適なアプリはどれかアドバイスをもらいたい方も、Shopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。

Shopifyパートナーの多くは、Shopify上での開発に限らず、オンラインストア全般の運用知識があります。専門的な立場からアドバイスできるため、「どんなアプリが必要?何を実装すべき?」といった疑問に、正確に答えてくれます。

3. オリジナルアプリを開発して業務を効率化したい

オリジナルアプリを開発し、Shopifyストアに実装したい場合もShopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。パートナーによって得意としているアプリ開発が異なるので、アプリの目的をはっきりさせた上で、パートナー選定に臨むことをおすすめします。

4. ストア運営のサポートやコンサルティングをお願いしたい

Shopifyストアを運営しているがなかなか手が回らない、あるいは売上が伸びないという悩みがある場合も、サポートやコンサルティングの依頼を検討しましょう。Shopifyパートナー独自の視点からの、運用サポートやアドバイスが得られます。

5. 越境ストアを構築して海外ユーザーに商品を届けたい

近年注目されているのが、Shopifyを使った越境ストアの構築です。市場を世界に広げられることから、越境ストア構築を検討している方も多いでしょう。

Shopifyには多言語・他通貨対応機能があるため、越境ストアを比較的簡単に構築できますが、初心者では運用が難しい場合もあります。

越境ストアの構築・運用に特化したShopifyパートナーも存在するので、依頼を検討してみましょう。

まとめ

Shopifyによるオンラインストアの構築・運用を内製で行えれば、それが理想的です。しかし実際は、人員や知識・スキルといった、さまざまなリソースが不足している運営者が大半ではないでしょうか。

そこで、Shopifyパートナーへの依頼を検討してみてください。必要に応じてスポットで依頼することも可能ですし、長期的なパートナーシップを結ぶことも可能です。Shopifyで何か困ったことがあれば、まずはShopifyパートナーへ相談してみましょう。

カシミラがShopifyパートナーとしてできること

弊社はShopifyパートナーとして、運用支援サービスと2つのShpifyアプリを提供しています。

LipifyShopify×LINE連携アプリ。お客様ひとりひとりに合わせたメッセージ配信で顧客体験の向上を実現。
配送マネージャー配送日指定や配送伝票の印刷、追跡番号通知の自動処理アプリ。ヤマト運輸、佐川、日本郵便の3社に対応。
D2Csquare大手オンラインモールに頼らず、自社オンラインストアによる売上を目指す「D2C戦略」を支援するサービス。

Lipifyと配送マネージャーは、永久無料プランをご用意しているため、お試しでの導入も可能です。

Shopifyのオンラインストア構築・運用のサポートも行っておりますので、Shopifyでお困りごとがある際は、Shopifyパートナーのカシミラにぜひご相談ください。

LINEプッシュ通知とは?既読率を高める配信方法や、メリット・デメリットを解説

LINEプッシュ通知とは?

LINEのプッシュ通知とは、LINEアプリを起動していなかったり、スマホがロック画面状態にあったりしても、受信したメッセージの送信元や内容の一部を表示する通知機能のことです。

LINE公式アカウントから友だち登録をしているユーザーにメッセージを送信すると、ユーザーのスマホにプッシュ通知が届きます。

このプッシュ通知により、ユーザーはLINEアプリを起動したりロック画面を解除したりせずに、送信元やメッセージの一部を確認できるのです。

ただし、プッシュ通知が表示されるためには、ユーザーが通知設定をオンにしていなければいけません。

LINEプッシュ通知を利用するメリット

LINE公式アカウントからメッセージを送信する際は、プッシュ通知が表示されることを意識すると効果的だとされています。ここでは、LINEのプッシュ通知を利用するメリットをご紹介します。

メッセージの既読率(開封率)が高い

そもそも、LINEはメッセージの既読率(開封率)が非常に高いツールです。

LINE社が行った調査によれば、LINE公式アカウントからメッセージを受け取ったユーザーのうち、2割がすぐに開封し、8割がその日のうちに開封しています(LINE for  Businessより)。

一方、メルマガの既読率は業種によって異なりますが、22〜32%ほどです(Benchmark調べ)。つまり、LINEメッセージはメルマガに比べて、2.5〜3.5倍ほどの既読率を誇っています。

したがって、プッシュ通知でユーザーにとって魅力的な内容を届けられれば、高い確率でメッセージが開封されます。

リアルタイムで気づいてもらえる

毎日送られてくるメルマガにうんざりし、メールボックスの受信通知をオフにしているユーザーは少なくありません。

しかし、コミュニケーションツールとして定着しているLINEの場合、多くのユーザーが受信通知をオンに設定しています。

そのため、メッセージを配信する時間帯をしっかりと選べば、プッシュ通知によってメッセージ内容をリアルタイムに見てもらえるのも大きなメリットです。

たとえばサラリーマンをターゲットにした場合、平日なら通勤時間や休憩時間を狙えば、メッセージの既読率がさらにアップする可能性があります。

タイミングを意識した施策ができる

ターゲットの行動パターンに合わせて、タイミングを意識したマーケティング施策を実行できるのも、LINEのプッシュ通知のメリットです。

たとえば、ターゲットの休日における行動パターンが割り出せれば、適切なタイミング(時間)でクーポンを配布し、実店舗への来店や、オンラインストアでのショッピングを促すことができます。

こうしたマーケティング施策は難しいように感じますが、LINEで収集可能なデータと、オンラインストアや実店舗のデータを連携できれば、ターゲットの行動パターンを分析可能です。

注意したいLINEプッシュ通知のデメリット

LINEのプッシュ通知にはメリットが多い一方で、デメリットもありますので、ここでご紹介します。

メッセージが届かない可能性がある

LINEのプッシュ通知は、ユーザーが通知設定をオフにしていると表示されなくなります。そのため、通知設定をオフにしているユーザーはメッセージに気づかず、開封されない可能性があります。

ユーザーが通知設定をオンにしているか否かは、残念ながら判別できません。そのため、LINEでメッセージを配信し続ける中で、「既読率の低いユーザーはセグメントから外す」などの対処をして、LINEプッシュ通知の既読率を上げていく必要があります。

このように継続的にPDACAサイクルを回していけば、LINEメッセージの既読率をアップし、ROI(費用対効果)を高められます。

魅力的な内容じゃないと既読率が下がる

LINEのプッシュ通知に表示する内容は、ターゲットにとって魅力的でなければいけません。

ちなみに、LINEのプッシュ通知に表示される文字数の最大は110字ほどです。これは、スマホに設定している文字サイズや、スマホの画面サイズによって異なります。

iPhoneの場合、文字サイズを最大にすると65文字ほど、文字サイズを最小にすると110文字ほど表示されます。

このように、65〜110字ほどでターゲットに刺さるメッセージ内容を作らなければ、プッシュ通知の既読率が下がる可能性があります。

LINEプッシュ通知の既読率を高める方法

それでは最後に、LINEプッシュ通知の既読率を高める方法を、4つご紹介します。シンプルな方法ですので、ぜひLINEメッセージを配信する際に盛り込んでみてください。

1. 情報量をあえて少なくする

LINEのプッシュ通知は最大で110字ほど表示されるため、ユーザーによってはプッシュ通知だけでメッセージの内容を把握できます。

一見すると、プッシュ通知の文字数を最大限活用するほうが、既読率が高まりそうなものです。しかし、実際は既読率がかえって低くなるケースが少なくありません。

プッシュ通知のみでメッセージ内容が伝わると、ユーザーの好奇心が刺激されず、メッセージが開封されない可能性が高いのです。

そのため、LINEでメッセージを送信する際は、プッシュ通知の表示文字数を意識し、ユーザーの好奇心を刺激するように情報量をあえて少なくする戦略がおすすめです。

2. 配信時間や配信頻度を考える

ユーザーごとにプッシュ通知や配信時間を変えるのは、とても重要です。

たとえば、「30代女性」という同じ属性を持つターゲットでも、専業主婦なのかビジネスパーソンなのかによって、スマホを利用するタイミングが異なります。

専業主婦ビジネスパーソン
午前早朝は家事・育児に忙しく、スマホをゆっくり利用できるのは9:00〜10:00ごろ6:30〜8:30ごろの通勤時間でスマホを利用することが多い
午後家事がひと段落し、子供が寝静まった19:00〜23:00ごろがピーク昼食時や、就寝前などは通勤時と比べると利用時間が少ない傾向にある

このように、ターゲットごとに配信時間や配信頻度を変えることで、プッシュ通知の既読率が高まります。

スマホの利用時間帯に関するデータは、総務省が公表している調査資料などが参考になります。

スマホの利用時間帯に関するグラフ
出典:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省情報通信政策研究所

3. ターゲットに合った情報を発信する

LINEのプッシュ通知で配信する内容も、ターゲットに応じて変えることで既読率を高められる可能性があります。

女性向けファッションアイテムのオンラインストアを例に考えてみましょう。

このオンラインストアでは、週に1回以上利用するヘビーユーザー層と、月に1回以上利用するライトユーザー層で、ターゲットを大まかに区分しています。

ヘビーユーザー層とライトユーザー層、2つのターゲットに、同じ内容のキャンペーンメッセージを送信しても、一方のターゲットにはキャンペーン内容が刺さらない可能性が高いでしょう。

そこで、2つのターゲットごとに異なるキャンペーンメッセージを作成し、配信することで、プッシュ通知の既読率が高まる可能性があります。キャンペーン内容としては同じでも、メッセージを変えるだけで情報の伝わり方が変わるため、ターゲットに合った情報発信を常に意識することが大切です。

4. 新規ユーザーだけでなくリピーターも意識する

LINEのプッシュ通知を活用したマーケティング戦略では、新規ユーザーの獲得に偏りがちです。しかし、リピーターの購入単価・頻度向上も含めてマーケティング戦略を考えていかなければ、いずれ売上が頭打ちになります。

ちなみに、新規ユーザーを獲得するよりも、リピーターの購入単価・頻度を向上する方が、5分の1のコストで済むと言われています。

また、新規ユーザーはリピーターに比べて利益率が低い傾向にあるため、これらの情報を考慮すると、リピーターの成長戦略に徹するほう良いケースも少なくないのです。

まとめ

LINEのプッシュ通知は、LINEを活用したマーケティング戦略において、重要な機能です。効果的に利用できれば、メッセージの既読率を高められます。

一方で、プッシュ通知の表示文字数やターゲットを意識しながらメッセージを作成できなければ、既読率が逆に低くなる可能性もあります。

本記事でご紹介した内容を参考に、LINEのプッシュ通知を意識したマーケティング戦略を、ぜひ立案してみてください。

「Lipify(リピファイ)」でユーザーごとにLINEプッシュ通知を配信可能に

LINEのプッシュ通知をより効果的に利用するためにも、オンラインストアとLINEを連携させる、専用ツールをおすすめします。

Lipifyは、Shopifyで構築したオンラインストアをLINEを連携できる専用ツールであり、Shopifyの管理画面上でLINEのメッセージ配信や、効果測定などが可能になります。

LipifyがあればユーザーごとにLINEのプッシュ通知を配信するのも容易になるため、LINEを活用したマーケティング戦略の強い味方として、ぜひご検討ください。

Shopify POSと連携可能なアプリ10選!おすすめはどれ?

Shopify POSとは?

Shopify POSとは、Shopifyで構築したストアと実店舗のデータ連携が可能になるPOSシステムです。Shopify POSでは、次のような機能が提供されています。

出典:Shopifyホームページ

オンライン・オフラインの統合は本来、システム開発が必要です。一方で、Shopifyで構築したストアならShopify POSを導入するだけで、オンライン・オフラインの統合が可能になります。

Shopify POSの概要やメリット・デメリット、料金については、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

Shopify POSで実店舗とECサイトのデータを一括管理! 機能や料金、設定方法を解説

オムニチャネル戦略は必須なのか?

オムニチャネル戦略とは、オンライン・オフラインの統合により、さまざまなチャネルで一貫性のある購買体験を提供することを指します。

昨今の小売業界では、オムニチャネル戦略の必要性について、懐疑的な意見があります。

というのも、小売大手におけるオムニチャネル戦略失敗を受けて、「オムニチャネル戦略は不要なのではないか」と考える方が増えたためです。しかしその背景には、「アマゾンや楽天といったネット小売大手に真っ向から勝負してしまった」など明確な敗因があります。

昨今の小売業界において、オムニチャネル戦略が欠かせないのは確かです。成功のための大切なポイントは、オンライン・オフラインの統合にかかる負担を可能な限り軽減し、PDCAサイクルを高速で回すことにあります。

その点から、Shopifyにはさまざまな機能によってPDCAサイクルを高速で回すことができるため、Shopify POSはオムニチャネル戦略に最適なPOSシステムだと言えます。

おすすめのShopify POS連携アプリ10選

それでは、おすすめのShopify POS連携アプリ9選をご紹介します。

1. Lipify(リピファイ)

Lipifyは、マーケティングツールとしてのLINE公式アカウントと、Shopifyストアを連携できるShopifyアプリです。

>>Lipify紹介動画の埋め込みをお願いします

LINE ID連携を促進し、セグメントごとのメッセージ配信や、プライベートチャットによるお客様対応、LINEの効果測定などがShopify上で行えるようになります。

LINE公式アカウントを活用したマーケティング施策を実施しているオンラインストア運営者は多いですが、同時に、LINE管理画面への不満も少なくありません。

LipifyならLINE公式アカウントとLipifyの連携により、オンラインストア運営者の「めんどくさい」を大幅に減らし、業務効率化と販売促進に貢献します。

LINE ID連携が120人までなら無料プランを利用できるため、お試しで使ってみたいという方も安心して利用できます。

>>CTAを入れてください

2. PIE VAT

>>スクリーンショットのご用意をお願いします

PIE VATは初期費用・月額費用無料で利用可能な、免税販売システムです。免税手続きを簡略化できるため、インバウンド需要や円安需要に対応できます。

PIE VATは外国人観光客からシステム手数料を徴収するため、オンラインストア運営者が支払うべき料金はありません。

外国人観光客からすれば、手数料がかかっても免税料金で商品を購入できるため、お客様と店舗、双方にとってメリットの大きいShopifyアプリです。

PIE VATのストアページはこちら

3. Yotpo

Yotpoはお客様のレビューやインスタグラムの投稿などを収集し、集客やコンバージョン改善が行えるUGC活用ツールです。

UGCとは「User Generated Contents」の略であり、Web上でユーザーが生成するコンテンツを指します。

SNSやブログに投稿するテキスト、写真、動画、口コミ情報なおdのUGCを分析すれば、オンラインストアやブランドの改善点の把握や、市場ポジションの分析などに役立ちます。

YotpoはUGCを収集・分析するだけでなく、ユーザーのUGC作成を促す機能があるため、SNSマーケティングの強化や、ロイヤリティ向上に注力したいオンラインストア運営者におすすめです。

Yotpoでは他にも、「SMSBump」とSMS・メールマーケティングツールも提供しています。

Yotpoのストアページはこちら
SMSBumpのストアページはこちら

4. Tipo Appointment Booking

Tipo Appointment BookingはShopifyストアと連携可能なスケジューリングツールです。サロンやクリニック、あるいは個人ビジネスなどにおける予約機能を実装でき、なおかつShopify POSとも連携できます。

予約制を導入している小売店にもおすすめです。近年では、完全予約制を取り入れているセレクトショップも多く、幅広いお客様に受け入れられつつあります。

「時間あたりの売上や客単価がアップした」といった事例も少なくないため、Tipo Appointment Booking導入を機会として、予約制を取り入れてみてはいかがでしょうか。

Tipo Appointment Bookingのストアページ

5. どこポイ

どこポイは、オンラインストアにポイントシステムを簡単に実装できるShopifyアプリです。お客様は商品・サービスを購入するごとにポイントが付与され、次回購入時などにポイントの利用ができます。

また、会員ランクごとにポイント付与率を変更するなど、細かいポイントマーケティング施策も可能です。

Shopify POSとの連携により店舗でのポイント付与も可能になるため、オムニチャネル戦略の実現に貢献してくれるアプリでもあります。

どこポイのストアページ

6. Instant Search& Product Filter

Instant Search& Product Filterはストア内商品検索の、体験価値を向上させるShopifyアプリです。Shopifyストア内のあらゆる場所に任意の商品リストを掲載でき、クロスセル・アップセルにも貢献してくれます。

カスタマイズしやすく、HTML/CSSの編集も可能なため、自由なデザインでストア内商品検索機能を実装できます(Proプラン、Pro2プランのみ)。

また、SMS・メールマーケティングにも取り組める総合的なShopifyアプリでもあります。

Instant Search& Product Filterのストアページ

7. Softify

Softifyは請求書の作成・印刷・送信の自動化に加えて、配送ラベルの印刷や返品フォームの作成などにも対応しているShopifyアプリです。

プランによっては多言語・多通貨にも対応しています。これを利用すれば、店舗で購入した外構人訪問客にオンラインストアを案内し、帰国後もリピーターとして獲得できる可能性があります。

請求書は各国の法令に準拠したものが作成されるため、越境ECにもおすすめのShopifyアプリです。

Softifyのストアページ

8. Dadao Product Reviews & Email

Dadao Product Reviews & EmailはAmazonまたはAliexpressに掲載されたレビューを、オンラインストアにインポートできるShopifyアプリです。

テキストや写真、動画付きのレビューも自動的に掲載でき、口コミマーケティングを効率化できます。

また、レビュー獲得のために、お客様に自動メールを送信することもできます。

Dadao Product Reviews & Emailのストアページ

9. EasyTeam POS Time Clock

EasyTeam POS Time Clockは、Shopify POS向けに設計された、実店舗スタッフの勤怠管理ツールです。

スケジュールの調整やチェック、スタッフの給与計算などがShopify POSで行えるため、余計なシステムを導入せずに勤怠管理が行えます。

また、スタッフの販売実績に応じてインセンティブを計算するなど、柔軟性の高い働き方も導入できます。

EasyTeam POS Time Clockのストアページ

おわりに

Shopify POSと連携可能なShopifyアプリを導入すれば、オンライン・オフラインの統合だけでなく、実店舗における業務効率アップにも繋がります。

本記事では異なるタイプのShopify POS連携アプリをご紹介したので、オンラインストア運営に役立ちそうなShopifyアプリを、ぜひご利用ください。

Shopify POS連携なら「Lipify(リピファイ)」

Shopify POSの導入をご検討なら、本記事でもご紹介したLipifyをおすすめします。改めてLipifyとは、LINE公式アカウントとShopifyを連携するアプリであり、LINEのマーケティング施策をShopify上で管理できるようになります。

<Lipifyの主な機能>

  • LINE ID連携促進
  • LINE ID x Shopify Flow連携
  • Shopify POS連携
  • プライベートチャット
  • 効果測定
  • カルーセル配信
  • ステップ配信
  • セグメント配信
  • カート落ちメッセージ配信

LINEは日本人口の70%以上をカバーするほど普及しているコミュニケーションツールなので、Shopifyストアとの連携により、効果的なマーケティング施策を展開できます。

Shopify POSの導入をご検討の際は、LipifyによるLINEマーケティングの実施も、ぜひご検討ください。

現在、Lipifyではデモ(体験)を実施しておりますので、興味がある方はお問い合わせフォームよりぜひお申し込みください。

LINEリッチメニュー?設定・作成方法やメリット、施策のコツなどを解説

LINEリッチメニューとは?

LINEリッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示される、カード型のメニュー機能のことです。

出典:LINE for Business

オンラインストアや予約サイトなどの外部サイトへのリンク、クーポンやショップカードの表示がLINE公式アカウントのトーク画面上で行えます。また、ユーザーはトーク画面下部の「メニュー」をタップすると、リッチメニューの表示・非表示を切り替え可能です。

※「メニュー」の部分は文言を自由に変更できます

リッチメッセージとの違い

リッチメッセージとは、画像や動画、テキストを一つのコンテンツとして配信できるメッセージ機能のことです。

出典:LINE for Business

常設しているリッチメニューとは異なり、個別の内容を訴求できるため、キャンペーン開催時やクーポン配布時、あるいは日々のマーケティング施策に活用できる機能です。

リッチメニューの設定・作成には追加料金は発生しませんが、リッチメッセージの配信は配信数に応じて追加料金が加算されることがあります。詳しくは、LINE for Businessの料金詳細ページをご確認ください。

LINEリッチメニューの参考になる活用事例

「他の会社はどんなリッチメニューを設定・作成してるの?」という方のために、参考になるリッチメニューの活用事例をご紹介します。

LINEウォレット

LINEリッチメニューをシンプルに活用している事例として参考になるのが、LINEウォレットです。6分割のテンプレートを利用して、LINEウォレットの各機能に素早くアクセスできるようリッチメニューを作成しています。

単純にWebサイトへ誘導するのではなく、ポイントカード表示や残高確認などが行えるようユーザービリティを意識している点が参考になります。

Jo Malone London

高度なLINEリッチメニュー活用事例として紹介したいのが、フレグランスブランドのJo Malone London(ジョー・マローン・ロンドン)です。

ラグジュアリーブランドらしく、 背景画像を設定し、洗練されたデザインのリッチメニューに仕上げています。

LINEリッチメニューの細部に至るまでブランドの世界観を反映させることで、ブランディング効果も期待できます。

「最新情報」と「メインメニュー」の切り替えタブは、LINE Developersで紹介されているコードを利用することで実装できます。

LINE リッチメニューの作り方

LINE リッチメニューの活用事例をご紹介したところで、イメージを具体的に膨らませながら、リッチメニューの作り方をチェックしていきましょう。

ステップ1. リッチメニューの表示設定を行う

LINE公式アカウントの管理画面にアクセスしたら、「リッチメニュー」をクリックします。

さらに、「作成」をクリックします。

リッチメニューの表示設定画面が表示されるので、「タイトル」「表示期間」をそれぞれ設定し、「保存」をクリックしましょう。

ステップ2. リッチメニューのテンプレートを選ぶ

続いてコンテンツ管理画面が表示されるので、テンプレートの「選択」をクリックしてください。

リッチメニューのテンプレートが全13パターン(大8パターン、小5パターン)表示されるので、利用したいテンプレートを選びましょう。

ステップ3. リッチメニュー用の画像を設定する

続いて、リッチメニュー用の画像を設定します。画像の「設定」をクリックすると、「背景全体の画像をアップロード」か「エリアごとに画像を作成」のどちらかを選択できます。

背景全体の画像をアップロードLINEのデザインテンプレートに従って背景画像を作成することで、LINEリッチメニューを自由に作成できる。
エリアごとに画像を作成LINEの無料グラフィックツールを使用して、エリアごとにテキスト・画像・枠線・アイコンの追加、背景色の変更が行える。

デザイン性の高いオリジナルメニューを作りたい場合は、事前に背景画像を作成し、「背景全体の画像をアップロード」を選択してください。

ステップ4. リッチメニューのアクションを決める

続いて、リッチメニューのアクションを選びます。選択したテンプレートに応じて、メニューごとにアルファベットが付与されるため、それぞれのアクションを決めていきましょう。

<アクションごとの役割>

リンクメニューに任意のURLを設定し、外部サイトへ誘導できる。アクションラベルが設定可能。
クーポンLINE公式アカウントのクーポン機能で作成したものを表示できる。アクションラベルが設定可能。
テキストメニューをタップすると、事前に設定したメッセージが送信される。
ショップカードLINE公式アカウントで作成したショップカードを表示できる。
設定しない画像のみ掲載して、アップしてもアクションは起きない。

※アクションラベルはOSの音声読み上げに対応した設定項目です

ステップ5. リッチメニューのテキスト、表示/非表示を決める

最後に、メニューバーの設定を行います。

リッチメニューのメニューバーは、14文字以内で任意の文言を設定可能です。また、リッチメニューがデフォルトで表示されるか否かも設定できます。

最後に、「保存」をクリックしてリッチメニューの設定・作成を完了させましょう。

以上でLINEリッチメニューの作成は完了です。

ちなみに、リッチメニューの各種設定が反映されたデザインは、画面左の「プレビュー」で常に確認できます。

LINEリッチメニューを使った施策のポイント

LINEリッチメニューを設定・作成する場合は、いくつかのポイントを意識することで、マーケティング施策効果を高められます。ここでは、3つのポイントをご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

ターゲット分析をしっかり行う

まず重要なのは、「ターゲット分析」を入念に行うことです。LINEリッチメニューは常設されるコンテンツなので、常にユーザーの目に留まります。そのため、「ターゲットに強く訴求できるコンテンツ」でなければいけません。

主に、次のようなターゲット分析を行いましょう。

  • 性別
  • 年齢
  • 地域
  • 職業
  • 既婚or未婚
  • 家族構成
  • 価値観
  • ライフスタイル
  • 悩み、課題
  • 休日の過ごし方
  • etc.

こうした詳細なターゲット分析を「ペルソナ」と呼びます。ペルソナを事前に作成しておくと、LINEリッチメニューの細部に至るまでターゲットを意識したコンテンツに仕上がるため、ぜひ作成してみてください。

また、ペルソナはLINEリッチメニューだけでなく、マーケティング全体での施策指針となるため、一貫性のあるマーケティング施策を実施できます。

刺さるデザイン・文言を採用する

LINEリッチメニューのデザインや文言も、ターゲット分析を踏まえて作成する事をおすすめします。

たとえば、MITSUBISHI MOTORS公式アカウントのLINEメニューでは、売れ筋車種であるDELICA MINIを全面に押し出したコンテンツとなっています。

DELICA MINIは、主力車種であるDELICAの軽自動車版として、アウトドア派の女性を中心に人気を集めています。

そのため、中心的ターゲットになるであろう女性(既婚、子あり)をコンテンツとして使用し、「DELICA MINIを所有している自分」がイメージされるようなリッチメニューとなっています。

文言に関してはシンプルなものを採用していますが、MITSUBISHI MOTORSのブランド感を崩さないためには、シンプルな文言が正解でしょう。

リッチメッセージと併用する

LINEのリッチメニューを常時表示設定しておくと、ユーザーがトークを閲覧した際に、リッチメニューが最初から表示されている状態になります。

さらに、直近で配信したリッチメッセージも同時に表示されるため、リッチメニューとリッチメッセージのつながりを意識したコンテンツデザインも効果的です。

たとえば、先ほどご紹介したJo Malone London公式アカウントでは、常にリッチメニューとのつながりが意識されています。

Jo Malone Londonの場合リッチメッセージではなく、カルーセルがリッチメニューの上部に表示されるようにして、コンテンツとして一体感を生み出しています。

トーク画面いっぱいにブランドコンテンツが表示されることになるため、訴求力のアップに効果的です。

まとめ

LINEリッチメニューを細部までこだわって設定・作成すれば、マーケティング施策効果を高められます。本記事でご紹介したポイントを意識しながら、ぜひ設定・作成してみてください。

また、LINEリッチメニューは思っている以上に自由な表現ができるため、競合他社のリッチメニューを参考にしてみるのも方法の一つです。さまざまなリッチメニューに触れて、デザインイメージを膨らませてみましょう。

「Lipify(リピファイ)」ならLINE リッチメニューを個別配信できる!

LINE公式アカウントでは、ターゲットごとに配信するメッセージやリッチメニューを変更できます。ただし、そのためにはLINE Developersでプログラムコードを作成しなければいけないため、エンジニアではない方には難度の高い施策です。

そこでおすすめしたいのが、LINEとShoifyの連携ツール「Lipify(リピファイ)」です。

Lipifyなら管理画面から、ターゲットごとに表示するLINEリッチメニューを、誰でも簡単に設定できます。

高度なLINEリッチメニューも簡単に実装できるので、「オリジナリティのあるリッチメニューを作りたい」という方は、ぜひLipifyの利用をご検討ください。現在、連携ID数120人まで料金が発生しない、無料プランも提供しております。

会員QRコードを発行してOMO施策も可能に!

Lipifyで作成するLINEリッチメニューでは、さらに会員QRコードの発行も可能になります。

会員QRコードの発行により、オンラインショップの顧客IDと店頭でのお客様を紐づけられるようになり、OMO(オフラインとオンラインの融合)施策をスムーズに導入できます。

実際の動作環境を確認したい場合は、フォームよりデモ(体験)をぜひお申し込みください。