もくじ
丸投げOK!物流代行のおすすめShopifyアプリ
まずは「物流業務の丸投げOK」の、物流アプリを4つご紹介します。Shopifyストアの物流業務全般に課題を抱えている方におすすめです。
物流アプリとは
物流アプリとは、Shopifyストアにおける物流業務全般を効率化したり、アウトソーシングできたりするアプリ・サービスです。
物流代行においてはアプリ提供事業者の物流拠点で自社商品を管理してもらい、商品が購入・注文されてからお客様のもとに配送されるまで、すべての業務を自動化できます。
Shopifyストア運営者は物流にノータッチでストア運営に集中できるため、少数チームでShopifyストアを運営している場合にもおすすめのアプリ・サービスです。それでは、おすすめの物流アプリをご紹介していきます。
1. OPENLOGI
提供元 | 株式会社オープンロジ |
料金体系 | 従量課金制(入庫・保管費+配送料金)、初期費用・固定費なし |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | なし |
公式サイト | https://service.openlogi.com/shopify_logistics/ |
OPENLOGI(オープンロジ)は12,000社以上の導入実績を持つ物流アプリです。小規模〜大規模なShopifyストアの物流代行に対応しており、全国各地にある倉庫ネットワークからストアごとに最適な倉庫を選べます。
1商品・1件の配送から対応してくれるので、Shopifyストア立ち上げ初期から物流業務をアウトソーシングすることも可能です。従量課金制なので、Shopifyストアを拡大してもサービス拡張に必要な手続き等はなく、オペレーションもそのまま利用し続けられるのが大きなメリットです。
コストは「使った分だけ」なので、物流コストを明確化・視覚化できるのもOPENLOGIの魅力でしょう。まずは小規模にShopifyストアを運営して順次拡大したい運営者にも、すでにShopifyストアを拡大して物流業務に課題を感じているShopifyストアにもおすすめの物流アプリとなっています。
2. ロジクラ
提供元 | 株式会社ロジクラ |
料金体系 | 月額料金制44,000円〜、初期費用無料 |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | 14日間 |
公式サイト | https://logikura.jp/ |
ロジクラは在庫管理効率化を中心としたアプリを提供しています。また、ロジクラが持つ20,000社以上のネットワークから、物流代行の最適な事業者を提供してくれるサービスもあります。
そのため厳密に言えば、物流代行アプリではなく「物流代行紹介サービス」です。
在庫管理効率化のために物流アプリのみ導入しても良いですし、物流代行を紹介してもらいロジクラで連携を取りながら物流業務をアウトソーシングするのも良いでしょう。
3. シッピーノ
提供元 | シッピーノ株式会社 |
料金体系 | 1連携10,780円+自動出荷件数の合計による従量課金+SKU数合計に応じた課金、年間保守費用16,500円 |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | 1ヶ月間 |
公式サイト | https://www.shippinno.net/index.html |
シッピーノとShopifyストアとさまざまな物流代行サービスをつなぐアプリです。ヤマト運輸のフルフィルメントサービスや佐川グローバルロジスティクスなどの大手物流会社をはじめ、さまざまな物流代行サービスと連携できます。
FAB(フルフィルメント・バイ・アマゾン)との連携も可能なので、Amazon並の配送スピードを実現できる物流アプリとなっています。
4. DCX
提供元 | 日本通運株式会社 |
料金体系 | 月額39ドル〜+発想済みオーダー1件あたり0.33ドル |
対応言語 | 日本語、英語 |
無料体験 | なし |
公式サイト | https://www.nipponexpress.com/dcx/jp/top/index.html |
DCXはShopifyストアとのAPI連携機能と在庫管理機能が一体になった物流アプリです。また、提供元の日本通運に物流業務をアウトソーシング可能なサービスも提供されています。
物流アプリもアウトソーシングも明確な料金体系で提供されているので、どちらを利用するにせよ物流コストの見通しを立てられるメリットがあります。
効率化に!配送業務のおすすめShopifyアプリ
続いて、配送業務の効率化におすすめの配送アプリを3つご紹介します。Shopifyストアの配送業務を強化したい運営者は、ぜひ参考にしてみてください。
配送アプリとは
配送アプリとは、Shopifyストアにおける商品購入時・商品購入後の配送業務に対応しているアプリです。
Shopifyストアに使いやすい配送日指定機能を追加したり、配送会社と連携したりとさまざまな機能が搭載されている。Shopifyストア運営の業務効率化を実現するだけでなく、お客様から見たShopifyストアの使いやすさ向上のためにも欠かせないアプリです。
それでは、3つの配送アプリの特徴をご紹介します。
1. 配送マネージャー
提供元 | 株式会社カシミラ |
料金体系 | 月額9.9ドル、初期費用無料 |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | 30日間 |
公式サイト | https://apps.shopify.com/haisou-manager |
配送マネージャーは国内向けの配送業務に対応した配送アプリです。Shopifyストアにおける使いやすい配送日指定画面、ヤマト運輸・佐川・日本郵便に対応した出荷伝票のCSV出力、さらに追跡番号の反映も行えます。
配送会社からダウンロードした追跡番号をShopifyストアに取り込み、発送完了メールを自動的に送信できるため、配送業務効率化に加えてお客様満足度の向上にも貢献します。30日間の無料体験が用意されているので、Shopifyストアに合った配送プリかどうかじっくり検討できるのも大きなメリットです。
料金体系も月額固定の9.9ドルという業界最安値で、「配送数が増えると配送代金やアプリの費用がかさむ」と心配されている店舗様にも優しい料金設定となっております。
また、カスタマーサポートのレスポンスが早く、Shopifyストア運営初心者でも安心して相談できる配送アプリとなっています。初めてShopifyストアを運営する方にも、他の配送アプリから切り替えたいと考えていた方にもおすすめです。
2. Ship&co
提供元 | 株式会社BERTRAND |
料金体系 | 月額1,100円〜、初期費用無料 |
対応言語 | 日本語、英語、フランス語、中国語 (繁体字、簡体字)、韓国語 |
無料体験 | 14日間 |
公式サイト | https://www.shipandco.com/ja/ |
Ship&coは国内だけでなく越境販売の帳票出力にも対応している配送アプリです。日本の大手配送会社に加えて、FedEX・DHL・UPS・国際郵便といった海外配送にも対応しています。
メイドインジャパン商品を海外に発送したいと考えているShopifyストア運営者におすすめです。配送日指定機能はShopify Plus(月額2,000ドル〜)の限定機能なので、「国内配送だけでも日時指定に対応したい」という場合は配送マネージャーとの併用を検討してみてください。
3. Japan order CSV
提供元 | フラッグシップ株式会社 |
料金体系 | 月額29.99ドル、初期費用無料 |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | 30日間 |
公式サイト | https://apps.shopify.com/japan-order-csv |
Japan order CSVはヤマト運輸・佐川・日本郵便に加えてエコ配にも対応している配送アプリです。出荷帳票出力や日付指定など、配送業務を効率化するための機能が一通り揃っています。
月額料金は29.99ドルと少し高めの設定なので、「エコ配のCSV出力にも対応したい」というShopifyストアにおすすめです。ただし他のアプリもエコ配に対応すれば、コスト的負担が大きくなるかもしれないので注意しましょう。
かんたん操作!送料設定のおすすめShopifyアプリ
続いて、配送料金の細かいカスタマイズを行えるようになるShopifyアプリを4つご紹介します。Shopifyのデフォルト機能では細かい設定が難しいので、送料設定でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
送料設定アプリとは
送料設定アプリとは、国内外における配送料金の細かいカスタマイズができるようになるShopifyアプリです。送料設定アプリを導入すれば送料設定を柔軟に行えるだけでなく、正確な送料をお客様に伝えられるため余計なトラブルを削減できます。
商品に応じて送料無料設定も行えるので、Shopifyストアでキャンペーンを実施したり売れ行きの悪い商品に送料無料の付加価値を加えたりしたい場合は、送料設定アプリを導入しましょう。
それでは、4つの送料設定アプリの特徴を解説します。
1. 配送料カスタム.amp
提供元 | 株式会社and.d |
料金体系 | 月額12ドル、初期費用無料 |
対応言語 | 日本語 |
無料体験 | 14日間 |
公式サイト | https://and-d.tokyo/shopify_app/574 |
配送料カスタム.ampは配送地域は発送方法、注文量などさまざまな条件に応じて自由な送料設定が行える送料設定アプリです。Shopifyストアごとに最適な送料設定が行えるため、複数のShopifyストアを運営している方にもおすすめできます。
日本の開発事業者が提供する送料設定アプリなので、代引きや置き配といった日本独自の配送ニーズにも対応できます。複数の配送料金の設定条件を加味した配送料金シュミレーションも可能なので、送料設定にかかわる業務を効率化したい方はご検討ください。
2. CustomShip
提供元 | Byward Labs |
料金体系 | 無料 |
対応言語 | 英語、日本語 |
無料体験 | なし |
公式サイト | https://www.bywardlabs.com/customship/help/ja |
CustomShipは商品・地域・重量などの条件から配送料金や配送ルールを設定できる送料設定アプリです。完璧な日本語対応とはいきませんが、管理画面は日本語で表示されるので海外アプリの中では比較的使いやすい送料設定アプリとなっています。
何より無料で利用できるのがポイントです。多少の使いにくさがあっても無料で使えるなら目を瞑れる部分も多いので、「送料設定アプリにコストをかけたくない」という方はご検討ください。
3. Parcelify
提供元 | Clever Few |
料金体系 | 月額19.99ドル、初期費用無料 |
対応言語 | 英語(日本語未対応) |
無料体験 | 14日間 |
公式サイト | https://www.parcelify.co |
Parcelifyは郵便番号に基づいた送料設定を行える送料設定アプリです。Shopifyのデフォルト機能では痒いところに手が届かない状態ですが、Parcelifyがあればより細かいカスタマイズが可能になります。
セット販売や重量ベースの送料設定ほか、設定料金以上で送料無料になる機能をShopifyストアに搭載することも可能です。月額料金は19.99ドルなので配送料カスタム.ampよりも高めですが、Shopifyストアの料金設定機能を拡張したい方は検討してみてください。
4. Advanced Shipping Rules
提供元 | Bambri |
料金体系 | 月額9ドル〜、初期費用無料 |
対応言語 | 英語(日本語未対応) |
無料体験 | 7日間 |
公式サイト | https://advancedshippingrules.com |
Advanced Shipping RulesはParcelifyに類似した送料設定アプリですが、プランによってはParcelifyよりも安く利用できるのが特徴です。日本語未対応の海外アプリですが、管理画面がシンプルなので英語に抵抗がない方ならすぐに使いこなせるでしょう。
ただし、プランごとに利用できる機能が異なります。Parcelifyよりも安いのはライトプランの月額9ドルなので、上位プランを契約する場合はParcelifyより高コストになるため注意してください。
Shopifyで物流・配送アプリを使うメリット
ここまでご紹介した物流・配送アプリを使うメリットは多岐にわたります。その中でも一番大きなメリットが、「物流・配送業務の自動化または効率化」でしょう。
株式会社エートゥジェイが全国のEC事業にたずさわっている20〜60代の男女400人を対象にアンケート調査を行ったところ、EC事業者の悩みとして最も多かったのは「集客」でした(全体の53.6%)。
一見すると物流・配送業務に関連のない課題ですが、物流・配送業務が集客にかかわる業務時間を圧迫している可能性があります。集客に加えて経営・マネジメントは十分な時間を割かなければ効果を発揮できない分野です。
「物流・配送業務の自動化または効率化」がEC事業者のこうしたコア業務に割く時間を増やすことに貢献するため、結果として集客率・売上のアップなどにつながります。
物流・配送業務の効率化は直接的な効果を感じにくい部分なので、EC事業者の中には対応を後回しにしているケースも多いでしょう。しかし、一見関連のない「物流・配送業務の自動化または効率化」がEC事業者のコア業務時間を増やせるため、これを機に物流・配送アプリによる生産性向上を目指してみてください。
ストアにあった物流・配送アプリを選ぶポイント
最後に、Shopifyストアに合った物流・配送アプリを選ぶポイントをご紹介します。主なポイントは3つあるので、それぞれを意識しながらShopifyストアに合った物流・配送アプリを選んでみてください。
効率化したい範囲を決める
物流・配送アプリはそれぞれ、効率化できる範囲が異なります。物流アプリなら在庫管理を中心に効率化でき、物流代行サービスを利用すれば物流業務全般を効率化(自動化)可能です。
配送アプリならShopifyストア内における配送業務全般を効率化でき、送料設定アプリなら送料設定にかかる時間を削減できます。このようにアプリごとに効率化できる範囲が異なるため、まずは「物流・配送業務をどこまで効率化したいか?」の範囲を明確にしましょう。
物流・配送業務について感じている課題を現場から吸い上げれば、実態に即したスコープ(効率化したい範囲)を決定できます。
コストと費用対効果を計算する
物流・配送業務の効率化したい範囲が決まり、複数のアプリをピックアップしたらそれぞれのコストと費用対効果を計算してみましょう。
物流・配送によっては従量課金制で提供されるので、業務量から大まかな月間コスト・年間コストを算出してみましょう。さらに、その物流・配送アプリに導入によって削減される時間や効率化される業務を整理し、費用対効果(アプリのコストに対して産出される価値)を計算してみてください。
物流・配送アプリのコストと費用対効果を細かく計算する必要はありませんが、ある程度把握しておく方がShopifyストアごとに合ったアプリを選べるようになります。
無料体験を利用してみる
最終的には、物流・配送アプリが提供している無料体験(無料トライアル)を利用してみましょう。実際にShopifyストアに導入してみないと使い勝手がわからない上に、カスタマーサポートの対応品質もわかりません。
無料体験中は機能の使い勝手を見るだけでなく、積極的にカスタマーサポートに連絡をして対応品質もチェックしてみてください。
まとめ
日本語対応しているShopifyアプリが増えたことで、以前に比べてShopifyの使いやすさはグンと向上しました。デフォルトの管理機能で細かく設定できない部分はShopifyアプリで対応し、Shopifyの使いやすさ向上をぜひ目指しましょう。
その中でも物流・配送アプリは、すべてのShopifyストア運営者におすすめのアプリです。この記事でご紹介した12の物流・配送アプリから、Shopifyストアに合ったアプリを選んでみてください。