ShopifyとLINEの連携方法|アプリ比較・設定手順・活用事例

  • 2026.11.03


ShopifyとLINEは、連携アプリを使って顧客IDを紐付けることで、購入履歴に応じたLINE配信や注文後のフォローに活用できます。対応するアプリを選べば、実店舗でもLINE会員証を使ってShopify POSと顧客を紐付けられます。

ただし、LINE公式アカウントで友だちを増やすだけでは、誰がShopifyで何を購入したかまでは分かりません。友だち追加、LINE ID連携、LINEログインは、それぞれ役割が異なります。

この記事では、ShopifyとLINEを連携する方法を最初に整理し、アプリの機能・料金、初期設定、活用例を紹介します。Lipifyの導入企業へのインタビューとShopify App Storeに投稿された口コミも取り上げています。

ShopifyとLINEを連携するとできること

ShopifyとLINEの連携でできることは、友だち追加の案内にとどまるか、Shopifyの顧客IDまで紐付けるかによって変わります。購入履歴を使ってLINEで個別に案内したいなら、ID連携に対応したアプリがおすすめです。

利用方法 できること 利用時の条件
LINE公式アカウント単体 ・友だちへの一斉配信
・LINEチャット
・LINE公式アカウントのクーポン
※友だち追加だけではShopifyの顧客IDや注文履歴と紐付かない
ShopifyとLINEのID連携 ・購入履歴に応じた配信
・購入・発送後の通知
・カゴ落ちのリマインド
※対象の顧客がID連携を済ませ、利用するアプリが各機能に対応していること
Shopify POSなどの店頭連携 ・店頭での会員登録
・LINE会員証の表示と読取
・店舗とECの顧客管理
※対応するPOS、アプリ、料金プランの組み合わせによる

友だち追加は配信先を増やす操作、ID連携はその友だちをShopifyの顧客と結び付ける操作です。LINEログインは会員登録・ログイン時の認証機能であり、同じ意味ではありません。

LINEで新商品の告知だけをするなら公式アカウント単体でも始められます。一方、リピーターだけに特典を送る、以前購入した商品の再入荷を知らせるといった施策には、Shopifyのデータを参照できる連携アプリが役立ちます。

Lipifyでは、配信先を絞るセグメント配信、条件に応じた自動配信、個別チャットを使い分けられます。

Lipifyのセグメント配信・自動配信・個別チャットの違い

Lipifyで利用できる配信・接客機能の例です。

ShopifyとLINEのID連携で使える顧客データ

ShopifyとLINEをID連携すると、Shopifyに保存された注文履歴や顧客属性を基にLINEの配信対象を絞り込めます。ただし、連携しただけで全データがLINE公式アカウントへコピーされるという意味ではありません。

Shopifyに保存されるデータ LINEでの活用例 確認したい条件
購入した商品・購入回数・最終購入日 ・購入商品に関連する案内
・リピーター向けの特典
・一定期間購入のない顧客への配信
アプリのセグメント配信機能とID連携状況
注文・発送状況 ・購入完了の通知
・発送完了の通知
・購入後のフォロー
通知を発火させる設定と配信先の特定
顧客タグ・誕生日などの登録項目 ・誕生日クーポン
・会員区分別の案内
対象項目がShopifyに登録され、アプリで抽出できること

配信対象を決めるための顧客データと、LINEに表示するメッセージは別に管理します。たとえば誕生日クーポンの案内では、誕生日が登録されている顧客を絞り込み、割引の利用条件を記載したメッセージを送る流れです。

Shopifyの会員登録時にLINE IDを紐付ける導線を用意すると、購入後に別途連携を案内する手間も減らせます。個人データを扱うため、顧客への案内と、必要な同意の取得も忘れずに設計しましょう。

ShopifyとLINEのID連携前後で顧客データの扱いがどう変わるかを示す図

LINEの友だちとShopifyの顧客アカウントを紐付けるイメージです。

LINE公式アカウントを開設していても、ECの顧客と紐付いているとは限りません。Shopifyを使う食品・飲料ストアからは、次の回答が寄せられています。

体験談・口コミ
LINEの友だちとShopifyの購入者が結び付いていない店舗の口コミ
ECではShopifyを使い、顧客データから購入履歴や購入頻度、住所などを確認しています。実店舗ではAirレジを使用し、LINE公式アカウントでポイントカードを作成していますが、店頭のポイントカードでは名前や住所などの顧客データは取得していません。LINEの友だちとECの会員が結び付いていないため、常連のお客様を把握しづらく、ECから実店舗への来店を促すことにも難しさを感じる場面があります。口コミ投稿者:Yumiさん / 業種:食品・飲料 / 役割:経営者・事業責任者 / Shopify運営経験:2〜5年
利用システム:Shopify Basic・Airレジ・LINE公式アカウント / 実店舗:常設1店舗 / 主な担当業務:商品登録・在庫管理・受注発送・CRM・実店舗とPOSの連携・問い合わせ対応 / 回答時期:2026年10月

LINEでポイントカードを使えることと、Shopifyの購入者を識別できることは別です。購入履歴に応じた案内を行うなら、ID連携まで確認しましょう。

ShopifyとLINEの連携アプリ3選を料金・機能で比較

ShopifyとLINEを連携できるアプリには、店頭会員証まで扱うもの、顧客データに基づく配信を重視するもの、メールとLINEをまとめて運用するものがあります。以下は各アプリの公開料金と主な用途です。

アプリ名 無料枠と主な有料プラン おすすめの使い方
Lipify ・オンラインストア無料:ID連携120人まで
・オンラインストア月9ドル:350人まで
・POS連携月18ドル:120人まで
・POS連携月27ドル:350人まで
ShopifyとLINEのID連携に加え、店頭での会員登録、LINE会員証、Shopify POS連携も行いたい店舗
CRM PLUS on LINE ・無料:ID連携100人まで
・月10ドル:300人まで
・月30ドル:1,000人まで
Shopifyの顧客タグ、カゴ落ち、再入荷通知などを利用してLINE配信を自動化したい店舗
StoreCRM ・無料:アクティブ顧客300人まで
・LINE向け月9ドル:ID連携500人まで
・スタンダード月15ドル:アクティブ顧客500人まで
LINEとメールを組み合わせ、同じ顧客へシナリオ配信したい店舗

※アプリ料金はShopify App Store掲載の米ドル建て料金です。人数のカウント方法や上限超過時の課金はアプリごとに異なります。LINE公式アカウントのメッセージ配信料金は別途発生する場合があります。

Lipify(リピファイ)|Shopify POSとLINE会員証も連携

Lipify|ShopifyとLINEをつなぐ会員管理・販促アプリ

アプリ名 Lipify
無料枠 オンラインストア向け:ID連携120アカウントまで
有料プラン ・ECスターター:月9ドル、350人まで
・POSエントリー:月18ドル、120人まで
・POSスターター:月27ドル、350人まで
対応機能 ・Shopifyの顧客IDとLINE IDの連携
・購入・発送通知、セグメント配信
・Shopify Flowによる自動配信
・LINEでの個別チャット
・dotdigitalとの連携
店舗連携 ・LINE上の会員バーコード
・Shopify POSでの顧客ID読取
・スマレジとの連携にも対応
※スマレジ側の費用や個別設定は別途確認
利用条件 ・POS機能は対応する有料プラン
・LINEログインは公式サイトでShopify Plus向けとして案内
公式サイト Shopify App StoreのLipify掲載ページ

Lipifyは、Shopifyの顧客IDとLINE IDを結び付け、購入履歴に基づくLINE配信と実店舗での会員管理を支援するアプリです。店頭のQRコードから会員登録し、LINEに発行された会員バーコードをShopify POSで読み取る運用に対応しています。

LipifyはShopify POSだけでなく、スマレジとの連携や、メール・LINE配信の自動化ツールdotdigitalとの連携も案内しています。LINE配信では、購入完了、発送完了、カゴ落ち、再入荷通知に加え、カルーセル形式の個別メッセージも扱えます。

オンラインストアのみの運用なら無料プランから試せます。店舗とECを同じ会員として管理したい場合は、POS連携機能まで含めてLipifyへ相談するのがおすすめです。

CRM PLUS on LINE|購入履歴に応じた配信を自動化

CRM PLUS on LINE|Shopifyの顧客タグを配信に活用

アプリ名 CRM PLUS on LINE
無料枠 ID連携100人まで
有料プラン ・Entry:月10ドル、300人まで
・Growth:月30ドル、1,000人まで
・Advanced:月200ドルから
対応機能 ・LINE ID連携
・顧客タグ・購買データによるセグメント配信
・カゴ落ちリマインド
・外部アプリと連携した再入荷通知
・Shopify Flowでのステップ配信
店舗連携 ・LINEミニアプリ会員証の機能あり
・Shopify Plusなどの利用条件あり
利用条件 ・LINEログインやLINEミニアプリ会員証はプラン・Shopify契約条件による
・既存のLINE関連ツールとのWebhook転送機能あり
公式サイト Shopify App StoreのCRM PLUS on LINE掲載ページ

CRM PLUS on LINEは、Shopifyの顧客タグや購入データを活用したLINE配信ができるアプリです。Shopify Flowとの連携に対応し、チェックアウト離脱のリマインドや発送完了通知、再入荷通知などを組み合わせられます。

会員ページや購入完了ページにLINE連携を促すブロックを設け、購入後のメッセージにつなげられます。また、LINE公式アカウントの友だち追加後に自動配信する機能も提供されています。

Shopifyの購買データに基づく配信を細かく設定したいショップにおすすめです。LINEログインや店舗向けの会員証まで導入する場合は、CRM PLUS on LINEの契約条件を確認しましょう。

StoreCRM|メールとLINEの配信をまとめて管理

StoreCRM|メールとLINEの自動配信をまとめて管理

アプリ名 StoreCRM
無料枠 アクティブ顧客300人まで
※メールのマーケティング許可が有効、またはLINE ID連携済みの顧客など
有料プラン ・StoreCRM for LINE:月9ドル、ID連携500人まで
・スタンダード:月15ドル、アクティブ顧客500人まで
※人数超過時は追加料金あり
対応機能 ・LINE ID連携
・メールとLINEのセグメント配信
・チェックアウト離脱などの自動配信
・再入荷通知・お気に入り機能
店舗連携 ・LINE連携ボタン、リッチメニューに対応
※Shopify POSでの会員バーコード読取は掲載機能を個別確認
利用条件 ・再入荷通知、お気に入り、誕生日通知などは月65ドル以上のプランから利用可能と案内
・LINE向け月9ドルプランはメール配信の無料枠に上限あり
公式サイト Shopify App StoreのStoreCRM掲載ページ

StoreCRMは、Shopifyの顧客・注文データを使い、メールとLINEの両方で配信できるアプリです。チェックアウト離脱後の案内や顧客区分別のキャンペーンなど、複数のシナリオをまとめて管理できます。

メールとLINEを併用しているショップなら、配信シナリオを一つのツールで管理しやすくなります。一方、再入荷通知やお気に入り機能は、安価なプランですべて使えるわけではありません。必要な機能に対応するプランを選びましょう。

配信チャネルをまとめたい場合は、StoreCRMのプランと送信条件も確認できます。

ShopifyとLINEの連携アプリを選ぶ際の条件

ShopifyとLINEの連携アプリは、月額料金だけで決めるより、顧客をどのタイミングでLINEと紐付けたいか、店舗で何をしたいかを先に決めると選びやすくなります。

会員登録とLINEログインを分けて考える

Shopifyの会員登録時にLINEとのID連携を案内する機能と、LINEアカウントでショップへログインする機能は異なります。前者はID連携に対応するアプリ、後者はログイン機能に対応するアプリとShopify側の条件を確認しましょう。

LINEログインを導入しなくても、Shopifyの顧客IDとLINE IDを紐付ける運用はできます。Shopifyのお客様アカウントには仕様変更もあるため、利用中のアカウント方式にアプリが対応しているかも確認すると安心です。

POS会員証・ポイント連携は別途確認する

実店舗がある場合は、LINE会員証を発行できるだけでなく、店舗のPOSレジが読み取れるかが重要です。Shopify POSやスマレジとの連携費用、バーコードの形式、会員を特定した後の会計操作も比べておきましょう。

ポイントアプリやクーポンを併用する場合は、どのアプリがポイントを管理し、どこで付与・利用するかを決めます。LINEに残高を表示できることと、POSの会計でポイントを使えることは同じではありません。

ShopifyとLINEを連携する設定手順

ShopifyとLINEのID連携は、LINE公式アカウント、Shopifyアプリ、LINE Developers側の設定を順に準備します。以下はLipifyの初期設定ガイドを基にした流れです。アプリによって項目名や操作画面は異なります。

ShopifyとLINEの連携手順
  1. LINE公式アカウントを開設し、管理権限を準備する
  2. ShopifyにLINE ID連携アプリをインストールする
  3. LINE DevelopersでMessaging APIとLINEログインチャネルの設定を用意する
  4. アプリにチャネルID、シークレット、アクセストークンなどを登録する
  5. ストアの会員登録やマイページにLINE ID連携の案内を設置する
  6. テスト顧客で友だち追加・ID連携・メッセージ配信を確認する

Lipifyでは、管理画面の「設定」から「LINE連携設定」を開き、Messaging APIとLINEログインの設定を行います。Messaging API側ではチャネルID、チャネルシークレット、アクセストークン、Webhookなどの設定を使用します。

LINE公式アカウントを用意しただけ、またはアプリをインストールしただけではID連携は完了しません。最後にテスト用のShopify顧客とLINEアカウントで連携が成立し、対象の顧客へ配信できるかまで確かめましょう。

操作画面はLipifyのLINE連携ガイドで確認できます。既存のLINE連携アプリから切り替える場合は、Webhookの設定や、連携済み顧客の引き継ぎ方法も併せて相談するのがおすすめです。

ShopifyとLINEを連携してできる自動配信と販促

ShopifyとLINEのID連携後は、購入前のリマインド、購入後の案内、リピーター向けのキャンペーンを使い分けられます。メッセージを送るきっかけと対象顧客を明確にしておきましょう。

カゴ落ちや再入荷のタイミングでLINEを送る

商品をカートに入れたまま購入しなかった顧客には、商品の案内や購入ページへのリンクを送る使い方があります。再入荷通知は、対象商品を登録した顧客に在庫回復を知らせる施策です。

ただし、訪問者全員へ自動送信する仕組みではなく、配信可能なLINEアカウントの特定と各機能の設定が必要です。再入荷通知は外部アプリとの連携が条件になるサービスもあります。

購入完了・発送完了をShopify Flowで通知する

注文受付後の確認や発送状況のお知らせをLINEで配信すると、顧客がメールを探す手間を減らせます。LipifyではShopify Flowとの連携を利用し、購入完了や発送完了をきっかけにメッセージを送る運用を案内しています。

Shopify Flowのテンプレートを使う場合は、LipifyのFlow用テンプレートを参照し、Lipify側でメッセージを設定します。配信後は、対象者・送信回数・配信条件の重複を確認しましょう。

Shopify FlowからLipifyのLINE購入完了通知を送る設定例

Shopify Flowで注文をきっかけに処理を実行し、LipifyからLINEメッセージを送る設定例です。

購入履歴に合わせてクーポンや商品を案内する

特定の商品を購入した顧客へ使い方を案内したり、半年間購入していない顧客へ再来店用の特典を知らせたりできます。誕生日の登録がある顧客向けにクーポンを案内する運用も考えられます。

Lipifyで配信先の顧客セグメントとLINEメッセージを設定する画面

購入履歴などの条件で顧客を抽出し、LINEメッセージを設定する画面例です。

値引き額、対象商品、有効期限はShopify側の割引設定と揃えましょう。LINEでクーポンを案内することと、Shopifyで割引が適用されることは別の設定です。

ShopifyとLINEを店頭会員証で連携する運用方法

ShopifyとLINEを実店舗でも連携させたい場合、店頭での会員登録とPOSでの顧客呼び出しを一続きに設計すると、オンラインと店舗の購入者を同じ会員として扱いやすくなります。

Lipifyで店頭会員登録から会員証の提示・POS読み取りまで行う流れ

店頭QRコードからの会員登録と、LINE会員証を使ったレジでの顧客識別の流れです。

LipifyとShopify POSを組み合わせる場合、店頭に設置したQRコードからShopify会員を登録し、LINE上で会員IDを表示してもらう運用が可能です。

お客様の操作 使用するサービス 店舗側でできること
店頭QRコードから会員登録 ・Lipify
・Shopify
・LINE
Shopifyの顧客アカウントとLINE IDを紐付ける
LINE上で会員IDを表示 ・Lipify
・LINE公式アカウントのリッチメニュー
会員証を紙や別アプリで発行する手間を減らす
会計時に会員IDを提示 ・Shopify POS
・Lipify
POSで顧客IDを読み取り、対象の顧客を呼び出す

LINEの友だちを増やすだけでなく、店頭で登録した顧客をECの会員として識別できる点が特徴です。商品購入後に個別の案内を届けるなど、接客から再購入までのつながりを作れます。

Shopify POSを使用しない店舗でも、Lipifyはスマレジとの連携を案内しています。ただし、スマレジとShopifyをつなぐ設定や費用は別途必要になるため、既存レジの構成を伝えて確認するとよいでしょう。

Lipify導入で実現したShopifyとLINEの連携事例

ShopifyとLINEの連携を店頭で使った事例として、ジュエリーブランドのBrillarとGINZA SIX内のSignatureを紹介します。両店舗ともLipifyとShopify POSを組み合わせていますが、LINEの使い方は異なります。

Brillar|Lipifyで接客後の個別LINE案内を実現

モアサナイトジュエリーブランドのBrillarは、オンライン販売から銀座の店舗へ販売を広げ、ECと店舗で商品を管理するためShopify POSを導入しました。一方、顧客向けのメールは開封やリンクのクリックが伸びず、LINE公式アカウントでのコミュニケーションを強化していました。

しかし、LINEで会話する相手とShopifyの過去の購入者を紐付けられないことが課題でした。そこでShopify、Shopify POS、LINE公式アカウントをつなぐためにLipifyを導入しています。

Lipifyを導入したジュエリーブランドBrillarの事例インタビュー

Brillarでは、店頭でLINE登録したお客様へ、接客スタッフ自身が検討商品の画像やリングサイズの案内をカルーセル形式で個別配信しています。お客様が帰宅後にゆっくり検討し、メッセージのリンクからオンラインストアで購入する流れが生まれました。

このほか、店頭のQRコードによるLINE登録、Shopify POSで会員バーコードを読み取った顧客管理、LINE個別チャットでのメンテナンス案内にもLipifyを活用しています。

導入インタビューでは、担当者がカルーセル配信を販売につなげていることや、顧客にとってオンライン購入の利便性が高まったことを説明しています。ただし、Lipify導入だけによる売上増加率などの数値は公表されていません。

Brillarの導入インタビューを読む

Signature|LipifyとShopify POSでLINE会員証を発行

GINZA SIXのショップSignatureでは、店頭を訪れたお客様と継続してコミュニケーションを取るため、Shopify POSとLipifyを導入しました。オンラインストアと店頭の顧客を同じ会員として扱い、LINEでも接点を持つことを目指した事例です。

店頭のQRコードをお客様が読み取り、会員登録フォームを入力すると、Shopifyアカウントが作成されLINE IDと紐付きます。続いてLINEのリッチメニューに会員IDを表示し、Shopify POSで読み取る仕組みです。

導入時に公表された運用フローには、Shopify Flowで会員登録のお礼メッセージやクーポンを送り、POSで会員IDとクーポンを読み取る方法も含まれています。使用するサービスはShopify、Shopify POS、Lipify、LINE公式アカウント、Shopify Flowです。

Signatureのオーナーは、レジ前や接客中に会員登録を勧めることで、来店客が負担なく登録できていると感じている旨をコメントしています。店頭の登録とPOSの会計をLINE会員証でつなげた点が、この事例の特徴です。

SignatureでのLipify導入事例を読む

ShopifyとLINEを連携したLipifyの口コミ

ShopifyとLINEを連携するLipifyには、導入店舗から会員登録や顧客管理、サポートに関するレビューが寄せられています。ここではShopify App Storeで確認できる3店舗の投稿を紹介します。いずれも投稿者の利用体験であり、成果を一律に保証するものではありません。

crossJewellia|ポイント連携とサポートを評価

ユニセックスジュエリーを扱うcrossJewelliaは、2024年11月17日にLipifyのレビューを投稿しています。ポイント機能との連携によって来店ポイントなどを実装できること、要望への対応やサポートの手厚さを評価しました。

この口コミから確認できる利用サービスはLipifyとポイント機能です。具体的なポイントアプリ名や、Shopify POSを実際に使っているかまでは投稿に書かれていないため、導入事例と区別して考えましょう。

CHIKAKO YAJIMA|会員登録と顧客登録の手間を削減

CHIKAKO YAJIMAは、2024年11月18日のレビューで、Lipifyの導入により顧客の会員登録がスムーズになったと説明しています。さらに、以前は手動で入力していた顧客データの登録が、フォームの改修によって自動化されたと報告しています。

評価されたのは、Lipifyによる会員登録の利便性と運営側の作業削減、担当者の対応速度です。利用しているPOSレジや、どの程度作業時間が減ったかは公表されていません。

Brillar|商品検索の改修と店舗スタッフの使いやすさを評価

Brillarは、2024年1月30日にShopifyとLINEを連携するアプリを比較したうえでLipifyを選んだと投稿しました。Shopifyの登録商品数が多いことから、Lipify内で商品を検索できるようカスタマイズし、店舗スタッフの利便性が高まったと評価しています。

不具合への対応や、要望を取り入れた機能追加も高く評価しています。こちらは先ほど紹介したBrillarへの導入インタビューとは別に、Shopify App Storeへ店舗側が投稿したレビューです。

3店舗の口コミに共通しているのは、機能の多さだけでなく、会員登録や接客に合わせた改修・サポートが評価されている点です。レビューの全文はShopify App StoreのLipifyレビュー一覧で確認できます。

ShopifyとLINEを連携する際の料金と注意点

ShopifyとLINEを連携する費用は、アプリの月額料金だけでは決まりません。LINE公式アカウント側の配信料金に加え、使う機能によってPOSや外部のポイントアプリなどの費用も考える必要があります。

LINE公式アカウントはアプリ料金と別に計算する

LINE公式アカウントには無料プランと有料プランがあり、月間のメッセージ通数に応じて選べます。国内向けの基本料金は次のとおりです。

プラン 月額料金 無料メッセージ通数
コミュニケーション 0円 200通/月
ライト 5,000円(税別) 5,000通/月
スタンダード 15,000円(税別) 30,000通/月
※超過分は従量課金

スタンダードプランでは、2026年10月1日から追加メッセージ料金が改定されています。追加メッセージは月20万通まで1通3円、20万通を超える追加分は1通2.5円で、いずれも税別です。

LINE公式アカウントの通数は、送信回数と配信先の友だち数を基に計算されます。個別チャットの送受信など、通数に含まれない機能もあります。詳細はLINE公式アカウントの料金プランで確認できます。

ID連携人数・ブロック・顧客アカウントを確認する

アプリによって無料プランの人数上限や課金対象が異なります。たとえばLipifyはID連携人数、StoreCRMはプランによってアクティブ顧客数などを料金の基準にしています。

ID連携が済んでいても、LINEでブロックされている相手には通常のメッセージを届けられません。また、Shopifyの顧客アカウントの方式や、LINEログイン、LINEミニアプリへの対応はアプリと契約プランによって違います。

既に別のLINE連携ツールを使っている場合は、同じLINE公式アカウントで併用できるか、配信が二重にならないか、連携済みの顧客IDを移行できるかを事前に確認しておきましょう。

ShopifyとLINEの連携でよくある質問

ShopifyとLINEの連携を始める際に迷いやすい、無料での利用範囲やID連携の失敗、LINEログインについてまとめました。

ShopifyとLINEは無料で連携できますか?

無料プランを用意しているアプリなら、人数上限の範囲でID連携を試せます。たとえばLipifyのオンラインストア向け無料プランは120アカウントまで、CRM PLUS on LINEは100人までです。ただし、LINE公式アカウントの配信料金やPOS連携は別に考える必要があります。

ShopifyとLINEが連携できない原因は何ですか?

LINE公式アカウントへの友だち追加だけでID連携が済んだと思っていないか、確認しましょう。アプリを導入しても顧客が連携操作を終えていなければ、Shopifyの購入履歴をLINEの相手へ結び付けられません。

さらに、Messaging APIのチャネル設定、LINEログインの設定、Webhook、ストア上の連携ボタンを順に確認すると原因を絞り込めます。設定を変更した後は、テスト用アカウントで顧客IDの紐付けと配信の両方を確かめましょう。

LINEログインやLINEミニアプリも利用できますか?

対応するアプリとShopify側の契約条件によって利用できます。Lipifyは公式サイトでLINEログインをShopify Plus向け機能として案内しています。CRM PLUS on LINEもLINEログインやLINEミニアプリ会員証の利用条件を設けています。

一方、LINE ID連携によるメッセージ配信と、LINEログインでの会員認証は別機能です。目的が購入履歴を使った販促だけなら、まずID連携に必要な機能を比較するのがおすすめです。

まとめ|ShopifyとLINEの連携は使い方に合わせて選ぼう

ShopifyとLINEを連携するなら、まずLINE公式アカウントでの一斉配信だけで十分か、購入履歴を使ったID連携が必要かを決めましょう。さらに、店頭で会員を識別したいかによって選ぶアプリが変わります。

購買データを使ったLINEの自動配信ならCRM PLUS on LINE、メールとLINEの一元運用ならStoreCRMが選びやすいでしょう。LINE会員証でShopify POSと店頭の顧客をつなぐ運用まで考えているなら、Lipifyもおすすめです。

BrillarやSignatureのように、接客からLINEでのフォロー、オンラインストアでの購入へつなげたい場合は、実店舗での登録手順まで含めて検討できます。Lipifyのアプリを確認するか、Lipifyへ導入を相談することもできます。