Shopify×LINE連携アプリ「Lipify(リピファイ)」を活用したCRM施策でリピーター増加!

  • 2022.12.06

この記事で得られること

CRMにLipfyを利用するメリットが分かる

Lipifyを活用した施策の具体例が分かる

「なかなか商品をリピート購入してもらえない…」
「CRM施策が不十分だと感じている」
上記のような悩みを抱えているEC経営者に、提案があります。

「LINE」を活用したCRM施策を導入してみませんか?

LINEは今や、私たちの日常に欠かせないメッセージツールです。その用途は知人や友人とのやりとりに限られません。オンライン・実店舗を問わず、多くの企業がLINEを活用したビジネスモデルに取り組んでいます。この波に乗らない手はありません。

Shopify×LINE連携アプリ「Lipify(リピファイ)」を導入することで、お客様一人ひとりに合わせたメッセージをLINEに配信し、ショップへのエンゲージメントを高めることができます。

本記事では、Lipifyを導入する3つのメリットと、具体的な活用事例について解説しました。

1:Lipify(リピファイ)を活用するべき3つの理由

①顧客との身近なコミュニケーションを実現できる

Lipifyは、ShopifyとLINE公式アカウントを連携させ、ショップのCRM施策をサポートするアプリです。

LINEでCRMを行う強みは、顧客との距離を縮められる点にあります。ECサイトは競合が多く、ネット上では限られた顧客を獲得するため、常にしのぎが削られています。

数あるライバルの中で、運よくあなたのショップを訪れたお客さんが商品を買ってくれたとします。しかし選択肢が豊富にある今の時代、こちらから積極的にアプローチを仕掛けていかなければ、たちまち顧客の興味はよそに移ってしまうでしょう。

客離れを防ぎ、リピーター客になってもらう手段として、LINEは最適なツールです。LINEの国内利用者数は9,000万人(※)。8~9割の日本人が日常的に使用しているアプリであり、多くの人が一日に数回はトーク画面をチェックします。また、テキストのやりとりをスマホから簡単に行えるため、ショップは定期的にメッセージを配信でき、顧客は気軽に商品情報を確認したり質問ができるという、Win-Winの関係が築けるのです。
※2021年12月時点

②顧客ひとりひとりに合わせたメッセージを配信できる

Lipifyを活用することで、顧客ひとりひとりの状況に合わせたメッセージを配信できます。

例えば、下記のような内容を配信できます。

  • 誕生日が近い人に「誕生日クーポン」を配信する。
  • 定期購入してくれる人に新商品の案内を配信する。
  • 直近3か月で〇万円以上購入している人に新規キャンペーンの告知を配信する。
  • 特定の商品Aを購入した人に商品Bのキャンペーン告知を配信する。

一斉に同内容の配信を行うのではなく、顧客に合わせてメッセージの文面をチューニングすることで、エンゲージメントの高い施策を実行できます。

③顧客管理のコストを節約できる

大手のショップほど頭を悩ませるのがCRMにかけるコストです。CRMツールの費用相場は、2万~5万円ほど。サーバーを設置したりユーザー数が増えたりした場合は、20万円以上かかるケースもあります。

Lipifyは、LINE公式アカウントの料金と合わせても、1万円未満の低予算で気軽に始めることができます。また、月額9ドルの「スタータープラン」から90ドルの「プレミアムプラン」まで機能に応じて複数のプランが用意されており、ショップの規模に合わせて自由に選択・変更が可能です。

●料金プランの具体例
例.顧客規模1,000人程のショップの場合
【Lipify】スタンダードプラン(連携ID数:1,100人まで) 27ドル(約4,000円)/月
【LINE公式アカウント】ライトプラン(無料メッセージ15,000通) 5,000円/月
計 約9,000円/月

2:Lipify導入にあたって抑えておくべきLINEの2大機能

ShopifyとLINEを連携させるにあたって、ぜひとも覚えておきたいのが「ID連携」と「LINEログイン」です。それぞれどのような機能なのか、順番に解説していきます。

①ShopifyとLINEのIDを連携する

Shopifyの顧客データをLINE公式アカウントで扱うために、まずは両者のIDを紐づける必要があります。ID連携を行うことで、Shopifyに登録された顧客がLINEではどの「友だち」に該当するのか照合できます。ID連携を済ませておけば、Shopifyでの顧客情報をもとに、LINEの方で顧客に合わせたセグメント配信が可能となります。

ユーザーガイド|Lipify(リピファイ)LINE × ShopifyのCRMツール

ID連携はLipify管理画面から簡単に行えます。事前に「LINE公式アカウント」と「Messaging API」の登録を済ませておきましょう。詳しい手順については「Lipify ユーザーガイド」をご確認ください。

②LINEログイン機能を活用する

LINEアカウントを使って別のウェブサイトやアプリにログインできる機能を「LINEログイン」と呼びます。LINEログインのメリットはずばり、利便性の向上です。

ユーザーガイド|Lipify(リピファイ)LINE × ShopifyのCRMツール

例えば、新規顧客がShopifyのユーザー登録をする場合。LINEログイン機能を組み込んでおけば、LINEのプロフィール情報がShopifyの登録画面に自動入力されるため、手間が省けます。また、顧客がLINEのトーク画面からShopifyのサイトに飛んだ際も、簡単にログインできるようになります。

3:Lipifyを活用したCRMの事例4選

①セグメント配信

セグメント配信とは、顧客の属性や状況に応じたメッセージを配信するマーケティング手法です。消費者のニーズが多様化している現代。すべての商品を一律に提案するだけでは、顧客の満足度は高められません。ひとりひとりの顧客に合わせたメッセージを送ることで「このお店は自分のことを理解してくれる」と思われるショップとなり、LTV(顧客生涯価値)を上昇させることができるのです。

例.定期購入顧客に対し、別の商品の紹介メッセージを送信

②ステップ配信

LINEに追加されたユーザーに対し、あらかじめ登録していたタイミングでメッセージを配信する機能を「ステップ配信」と呼びます。事前にシナリオをしっかり組んでおけば、あとはユーザーの行動やタイムスケジュールに応じて自動的にメッセージが送信されるため、運用の手間が省けます。

例.商品の配送完了通知後、5日目に商品レビューの投稿を促すメッセージを配信

※ステップ配信を行うには、Lipify、LINE公式アカウントの登録に加え、「Shopify Flow」との連携が必要です。

③商品に関する情報の配信

LINEを活用することで、商品に関する情報もいち早く配信できます。在庫切れで購入できなかった顧客に対し「再入荷」を通知したり、商品を値下げした際に「価格変更」の通知することで、購買意欲を刺激できるでしょう。

例.在庫再入荷のお知らせ

※Lipify、LINE公式アカウントの登録に加え、「Shopify Flow」「PrimeReview」との連携が必要です。

④ショップからの伝達事項の配信

ECサイトの売り上げを向上させるためには、ショップから顧客へのこまめな気配りが不可欠です。例えば「カゴ落ち」対策。ECサイトでは商品をカートに入れたまま、決済せずにサイトから離脱するケースが多いです。イー・エージェンシーが2018年に行った調査によれば、カゴ落ちによる機会損失額は、1年間でECサイトが売り上げた額の2.5倍にものぼったそうです。サイト離脱後すぐにカゴ落ちを知らせるメッセージをLINEで配信することで、顧客の熱が冷めないうちに購入を促すことができます。

例.カゴ落ち配信

また、購入完了通知や発送完了通知をLINEから行うことで、「接客の丁寧なショップだな」という印象を顧客に届けることもできます。

※カゴ落ち配信、購入完了通知、発送完了通知は全てのLipifyユーザーが利用可能です。

4:売上を増やすLINE配信3つのコツ

LINE配信は、ちょっとした工夫で顧客の反応ががらりと変わります。LINE配信で売上を増やすコツについて解説していきます。

①タイミングを見極める

メッセージを配信するタイミングは重要です。顧客の記念日やイベント、季節などを計算して送るメッセージを決めましょう。特に誕生日は顧客の心を射抜くチャンスです。お祝いの気持ちを込めた文章と共に、割引クーポンなどを送れば喜ばれるでしょうし、ショップから足が遠のいていた顧客に再訪を促す機会にもなります。

アパレルでしたら、季節に合わせたアイテムの提案や、セールの告知を行うといった手も考えられますね。

②伝えるべき情報を絞る

LINEでは、長文は読まれにくいです。短くインパクトのあるメッセージを心がけましょう。箇条書きや空白をうまく入れると、見やすいトーク画面になります。顧客に配信する前に、PCとスマホ画面で、実際にどう映るか検証しておきましょう。

通知が行かなくても周知したい情報であれば、LINEの「VOOM機能」を使うと良いでしょう。VOOMは2022年から実装されたLINEの新機能で、お気に入りしたアカウントの投稿をスクロールして見ることができます。動画や画像でアピールしたい商品がある場合におすすめです。

③目に留まる工夫をする

LINEの「友だちリスト」に表示される膨大なメッセージが、ライバルとなります。味気ない告知であればあっさりスルーされてしまうでしょう。友だちリストの画面に表示される文字は全角で24文字です。思わすタップして開きたくなるようなフレーズを考えましょう。【特別なお知らせです】【大幅値下げセール開催!】などのように、告知のあとに1行メッセージを配信するのも1つの手です。

メッセージの伝え方には工夫の余地が多いです。アンケートの実施やプレゼント企画、商品にまつわるコラムの配信など、バラエティに富んだ内容であればショップからのメッセージが楽しみになります。文章の最後をクイズ形式、問いかけ式にするという、思わず答えを返したくなる人間の心理を突いたテクニックもおすすめです。

5:まとめ

Lipifyを活用した、ShopifyのCRM事例について解説しました。

Lipifyは14日間であれば、すべての機能が無料でご利用いただけます。料金プランも機能に応じて設計されているため、目的に合わせて低予算から始められます。

株式会社カシミラでは、Lipifyを利用したECサイト構築や全体設計も受け付けています。

ぜひお気軽にご相談ください。