もくじ
Shopifyと連携可能なLINEの個別トーク(LINEチャット)とは?
Shopifyと連携可能なLINEの個別トークについて、少しご紹介します。
LINEの個別トークは、LINE公式アカウントを友だち登録したユーザーに対して、個別にチャットメッセージを送信できる機能のことです。
※Lipifyを使ったShopifyとLINEの連携画面
ストア運営者はLINEの個別トークを通じて、お客様一人ひとりとコミュニケーションを図れるようになります。
チャットボットのような自動返答ではなく、ストア運営者またはスタッフが個別にチャットメッセージを送信できるため、お客様の細かい要望にも応えられるのが大きな特長です。
ちなみに、LINE株式会社の公表資料によると、LINEの月間利用者数は8,600万人です。日本では圧倒的に支持率の高いSNSであり、Shopifyと連携しない手はありません。
ShopifyとLINEの連携がまだ済んでいないストア運営者様は、本記事の最後でご紹介する「Lipify(リピファイ)」をぜひチェックしてみてください。
ShopifyとLINEで個別トーク(LINEチャット)を活用するメリット
ShopifyとLINEで個別トークを活用するメリットは、大きく3つあります。
- 顧客体験向上
- 導入ハードルが低い
- データ活用
いずれもShopifyストアの売上に強く影響する要素です。それでは、一つずつ解説します。
1. 顧客体験向上 (1対1コミュニケーション、他ツールだと一斉配信になる)
ストア運営者様の中には「チャットコマース」という言葉をご存知の方も多いでしょう。
チャットコマースとは、ECサイトにチャット機能を実装したり、チャットツールと連携したりすることで、「お客様との1:1のコミュニケーション」を組み込むEC戦略のことです。
「商品を手に取れない」
「その場で質問できない」
といった、従来のECサイトが抱えていた課題を解決するために生まれました。
Shopifyストアの場合、チャットコマースを実現する最適なツールが、LINEです。LINEを連携せず、Shopifyストアにチャットツールを直接組み込む方法もありますが、プロモーションが行えません。
LINEの個別トークなら、プロモーションを行いながら、友だち登録してくれたユーザーに個別トークで対応できるため、顧客体験(CX)を大きく向上できます。
顧客体験の向上とはすなわち、売上アップの土台です。
2. 導入ハードルが低い
LINEの他にも、Shopifyと連携可能なツールはたくさんあります。しかし、「導入ハードルが低い」のは、LINEの大きなメリットです。
まず、LINEは作り込まれたSNSであり、個別開発が要りません。LINE公式アカウントにはプロモーション機能も充実しているため、「そのまま」で十二分に活用できます。
次に、個別開発が要らないため、必然的に導入コストが下がります。個別開発を行ったとしても、LINEという完成されたベースの上に新しいプログラムを乗せるため、開発コストも削減できます。
最後に、LINEは人口の約68.5%をカバーしている人気SNSなので、ユーザーが使い方に迷いません。チャットツールの導入では、「ユーザーに定着しやすいかどうか」も、導入ハードルを判断する材料です。
その点、LINEはほとんどの日本人に定着しているSNSなので、導入ハードルを大きく下げてくれます。
3. データ活用
ShopifyとLINEは、相互にデータ活用(※)できるメリットがあります。
たとえば、Shopifyストアで得た購買データを解析し、パーソナライズされたメッセージをLINEで送信できます。
一方で、LINEの個別トークでのやり取りをテキストデータとしてAIに取り込み、お客様満足度の把握や対応品質向上、商品企画と在庫の最適化などにも活用できます。
データ活用が当たり前になった時代、ShopifyとLINEの個別トークを連携すれば、ECサイト運営で「データドリブン(データを起点にした)」を実現するのも難しくありません。
※POS連携や、AI連携が可能なShopifyアプリが必要です
ShopifyとLINEで個別トーク(LINEチャット)を活用する時のポイント
続いて、ShopifyとLINEで個別トークを活用する時のポイントをご紹介します。
- 運用ルールを決める
- チャットモードをオンにする
- ユーザー検索を活用する
これらは基本的かつ大切なポイントなので、しっかりと押さえておきましょう。それでは、一つずつ解説します。
1. 運用ルールを決める
ShopifyとLINEで個別トークを活用する上で、運用ルールはお客様への対応品質を左右します。具体的には、下記の項目を参考に運用ルールを決めましょう。
- 質問に対する返答可能日時
- 質問一つあたりに対する目標返答時間
- 在庫のお問い合わせに対する返答方法(テンプレ化)
- サイズ、色、質感などに対する返答方法(テンプレ化)
- 食品の成分表示に対する返答方法(テンプレ化)
- クレームに対する返答方法
- 「はい」か「いいえ」で答えられる会話を意識する
- 「次に」や「続いて」、「最後に」など枕詞で会話の流れを作る
- 「〇〇でお間違いないでしょうか?」と最終確認を徹底する
- 言葉づかいを決める(フォーマル or カジュアル)
さらに、下記のような運用指標(KPI)を設定することにより、個別トーク活用の改善や、お客様満足度の把握に役立ちます。
- サイトアクセス数に対するチャット利用者の割合
- チャット発生するに対する継続的な会話の割合
- 初動対応速度(最初のチャットに対する返信スピードの平均)
- チャット経由で商品購入にいたった割合
- チャット経由で商品購入にいたったお客様の購入単価
- チャット利用者に占めるリピーターの割合
2. LINE公式アカウントで『チャットモード』をオンにする
ShopifyとLINEで個別トークを活用するためには、LINE公式アカウントで「チャットモード」をオンにする必要があります。
LINE公式アカウントの設定画面を開いたら、「応答設定」をクリックし、「チャット」をオンにしましょう。
1. ヘッダーの「チャット」をクリックする
2. 表示されたポップアップの「応答設定に移動する」をクリックする
3. 応答機能の「チャット」をオンにする
4. 表示されたポップアップの「両方をオンにする」をクリックする
設定を忘れるとお客様からの質問に対応できないため、忘れず設定するよう注意してください。
3. ユーザー検索を活用
ShopifyとLINEで個別トークを活用すると、お客様とコミュニケーションを取りながら、ユーザー検索でお客様情報をリアルタイムに確認できます。
たとえば、下記のようなお客様情報を確認できます。
- 定期購入顧客の注文タイミング
- お客様ごとの発送状況
- 過去のクレーム/トラブル内容
- 誕生日などアカウント情報
こうしたお客様情報をリアルタイムに確認しながらチャットを行えば、迅速なクレーム/トラブル対応や、お客様に合わせたコミュニケーションを促進できます。
いわゆる「サービスのカスタマイゼーション」が実現可能になるため、ユーザー検索は積極的に活用すべき機能です。
Lipifyで実現する「Shopify × LINE」の個別チャット
ShopifyとLINEで個別トークを活用するためには、ShopifyとLINEの連携を可能にする、Shopifyアプリが欠かせません。
また、LINE公式から発表されているShopifyアプリがないため、サードパーティ製のアプリが必要です。
そこでおすすめするのが、「Lipify(リピファイ)」です。
Lipify(リピファイ)とは?
Lipifyとは、ShopifyとLINEを連携させる専用のツール(Shopifyアプリ)です。
Shopifyストアの運営者様は、お客様は購買データや属性データを取り込み、LINE上でパーソナライズされたメッセージを配信できるようになります。
LipifyはShopifyのアプリストアからダウンロード可能で、フリープラン(※)のご用意もあります。
「ShopifyとLINEの連携って、どう活用できるの?」と、マーケティング効果が気になっている方も気軽にご利用いただけます。
Lipifyで個別チャットを開発した背景
Shopifyストアをはじめ、ECサイトの運営にはさまざまな課題が残されています。その一つが、「オフライン(店舗)を超える接客対応」です。
対面でコミュニケーションが取れる店舗接客は、お客様とリアルタイムな会話を広げながら、お客様の表情や行動から心情を読み取り、都度最適な提案ができます。これは、接客において非常に大きなアドバンテージです。
そのため、「オンラインの接客はオフラインを超えられない」と基本的に考えられています。
しかし、ECサイトなどWeb上での購買行動が当たり前になった今、オンライン接客が店舗接客を超えることは、強力な体験価値を生み出せます。
そこで私たちが着目したのが、「LINEの個別トークを活用したオンライン接客」です。
LINEは年代を選ばず、多くの日本人にとって一般化したコミュニケーションツールです。利用にあたってのストレスが少なく、Shopifyストアへの気軽な問い合わせにつながります。
Lipifyは個別チャットでお客様の細かい要望に応えながら、画像配信・カルーセル配信や、カート落ちメッセージ配信、Shopify POSとの連携などの機能により、LINEを活用したShopifyマーケティングを加速させます。
Shopifyストアでのマーケティング促進や、コンバージョン率アップなど、課題を感じている運営者様は、Lipifyを使ったLINE連携をぜひご検討ください。
※Lipifyフリープランは、最大120ユーザーまでLINE IDを連携できます
まとめ
Shopifyの登場により、多くの方が気軽にECストアを開設できる時代になりました。次なる課題は、LINEなどチャットツールとの連携により、「オンライン(店舗)を超えた接客対応」を実現することです。
Shopifyストアが抱えるさまざまな課題を解決し、競合との差別化を図るためにも、ShopifyとLINEの連携による個別トークのご活用を始めてみてはいかがでしょうか。