もくじ
LINEリッチメニューとは?
LINEリッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示される、カード型のメニュー機能のことです。
オンラインストアや予約サイトなどの外部サイトへのリンク、クーポンやショップカードの表示がLINE公式アカウントのトーク画面上で行えます。また、ユーザーはトーク画面下部の「メニュー」をタップすると、リッチメニューの表示・非表示を切り替え可能です。
※「メニュー」の部分は文言を自由に変更できます
リッチメッセージとの違い
リッチメッセージとは、画像や動画、テキストを一つのコンテンツとして配信できるメッセージ機能のことです。
常設しているリッチメニューとは異なり、個別の内容を訴求できるため、キャンペーン開催時やクーポン配布時、あるいは日々のマーケティング施策に活用できる機能です。
リッチメニューの設定・作成には追加料金は発生しませんが、リッチメッセージの配信は配信数に応じて追加料金が加算されることがあります。詳しくは、LINE for Businessの料金詳細ページをご確認ください。
LINEリッチメニューの参考になる活用事例
「他の会社はどんなリッチメニューを設定・作成してるの?」という方のために、参考になるリッチメニューの活用事例をご紹介します。
LINEウォレット
LINEリッチメニューをシンプルに活用している事例として参考になるのが、LINEウォレットです。6分割のテンプレートを利用して、LINEウォレットの各機能に素早くアクセスできるようリッチメニューを作成しています。
単純にWebサイトへ誘導するのではなく、ポイントカード表示や残高確認などが行えるようユーザービリティを意識している点が参考になります。
Jo Malone London
高度なLINEリッチメニュー活用事例として紹介したいのが、フレグランスブランドのJo Malone London(ジョー・マローン・ロンドン)です。
ラグジュアリーブランドらしく、 背景画像を設定し、洗練されたデザインのリッチメニューに仕上げています。
LINEリッチメニューの細部に至るまでブランドの世界観を反映させることで、ブランディング効果も期待できます。
「最新情報」と「メインメニュー」の切り替えタブは、LINE Developersで紹介されているコードを利用することで実装できます。
LINE リッチメニューの作り方
LINE リッチメニューの活用事例をご紹介したところで、イメージを具体的に膨らませながら、リッチメニューの作り方をチェックしていきましょう。
ステップ1. リッチメニューの表示設定を行う
LINE公式アカウントの管理画面にアクセスしたら、「リッチメニュー」をクリックします。
さらに、「作成」をクリックします。
リッチメニューの表示設定画面が表示されるので、「タイトル」「表示期間」をそれぞれ設定し、「保存」をクリックしましょう。
ステップ2. リッチメニューのテンプレートを選ぶ
続いてコンテンツ管理画面が表示されるので、テンプレートの「選択」をクリックしてください。
リッチメニューのテンプレートが全13パターン(大8パターン、小5パターン)表示されるので、利用したいテンプレートを選びましょう。
ステップ3. リッチメニュー用の画像を設定する
続いて、リッチメニュー用の画像を設定します。画像の「設定」をクリックすると、「背景全体の画像をアップロード」か「エリアごとに画像を作成」のどちらかを選択できます。
背景全体の画像をアップロード | LINEのデザインテンプレートに従って背景画像を作成することで、LINEリッチメニューを自由に作成できる。 |
エリアごとに画像を作成 | LINEの無料グラフィックツールを使用して、エリアごとにテキスト・画像・枠線・アイコンの追加、背景色の変更が行える。 |
デザイン性の高いオリジナルメニューを作りたい場合は、事前に背景画像を作成し、「背景全体の画像をアップロード」を選択してください。
ステップ4. リッチメニューのアクションを決める
続いて、リッチメニューのアクションを選びます。選択したテンプレートに応じて、メニューごとにアルファベットが付与されるため、それぞれのアクションを決めていきましょう。
<アクションごとの役割>
リンク | メニューに任意のURLを設定し、外部サイトへ誘導できる。アクションラベルが設定可能。 |
クーポン | LINE公式アカウントのクーポン機能で作成したものを表示できる。アクションラベルが設定可能。 |
テキスト | メニューをタップすると、事前に設定したメッセージが送信される。 |
ショップカード | LINE公式アカウントで作成したショップカードを表示できる。 |
設定しない | 画像のみ掲載して、アップしてもアクションは起きない。 |
※アクションラベルはOSの音声読み上げに対応した設定項目です
ステップ5. リッチメニューのテキスト、表示/非表示を決める
最後に、メニューバーの設定を行います。
リッチメニューのメニューバーは、14文字以内で任意の文言を設定可能です。また、リッチメニューがデフォルトで表示されるか否かも設定できます。
最後に、「保存」をクリックしてリッチメニューの設定・作成を完了させましょう。
以上でLINEリッチメニューの作成は完了です。
ちなみに、リッチメニューの各種設定が反映されたデザインは、画面左の「プレビュー」で常に確認できます。
LINEリッチメニューを使った施策のポイント
LINEリッチメニューを設定・作成する場合は、いくつかのポイントを意識することで、マーケティング施策効果を高められます。ここでは、3つのポイントをご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
ターゲット分析をしっかり行う
まず重要なのは、「ターゲット分析」を入念に行うことです。LINEリッチメニューは常設されるコンテンツなので、常にユーザーの目に留まります。そのため、「ターゲットに強く訴求できるコンテンツ」でなければいけません。
主に、次のようなターゲット分析を行いましょう。
- 性別
- 年齢
- 地域
- 職業
- 既婚or未婚
- 家族構成
- 価値観
- ライフスタイル
- 悩み、課題
- 休日の過ごし方
- etc.
こうした詳細なターゲット分析を「ペルソナ」と呼びます。ペルソナを事前に作成しておくと、LINEリッチメニューの細部に至るまでターゲットを意識したコンテンツに仕上がるため、ぜひ作成してみてください。
また、ペルソナはLINEリッチメニューだけでなく、マーケティング全体での施策指針となるため、一貫性のあるマーケティング施策を実施できます。
刺さるデザイン・文言を採用する
LINEリッチメニューのデザインや文言も、ターゲット分析を踏まえて作成する事をおすすめします。
たとえば、MITSUBISHI MOTORS公式アカウントのLINEメニューでは、売れ筋車種であるDELICA MINIを全面に押し出したコンテンツとなっています。
DELICA MINIは、主力車種であるDELICAの軽自動車版として、アウトドア派の女性を中心に人気を集めています。
そのため、中心的ターゲットになるであろう女性(既婚、子あり)をコンテンツとして使用し、「DELICA MINIを所有している自分」がイメージされるようなリッチメニューとなっています。
文言に関してはシンプルなものを採用していますが、MITSUBISHI MOTORSのブランド感を崩さないためには、シンプルな文言が正解でしょう。
リッチメッセージと併用する
LINEのリッチメニューを常時表示設定しておくと、ユーザーがトークを閲覧した際に、リッチメニューが最初から表示されている状態になります。
さらに、直近で配信したリッチメッセージも同時に表示されるため、リッチメニューとリッチメッセージのつながりを意識したコンテンツデザインも効果的です。
たとえば、先ほどご紹介したJo Malone London公式アカウントでは、常にリッチメニューとのつながりが意識されています。
Jo Malone Londonの場合リッチメッセージではなく、カルーセルがリッチメニューの上部に表示されるようにして、コンテンツとして一体感を生み出しています。
トーク画面いっぱいにブランドコンテンツが表示されることになるため、訴求力のアップに効果的です。
まとめ
LINEリッチメニューを細部までこだわって設定・作成すれば、マーケティング施策効果を高められます。本記事でご紹介したポイントを意識しながら、ぜひ設定・作成してみてください。
また、LINEリッチメニューは思っている以上に自由な表現ができるため、競合他社のリッチメニューを参考にしてみるのも方法の一つです。さまざまなリッチメニューに触れて、デザインイメージを膨らませてみましょう。
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LINE公式アカウントでは、ターゲットごとに配信するメッセージやリッチメニューを変更できます。ただし、そのためにはLINE Developersでプログラムコードを作成しなければいけないため、エンジニアではない方には難度の高い施策です。
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会員QRコードを発行してOMO施策も可能に!
Lipifyで作成するLINEリッチメニューでは、さらに会員QRコードの発行も可能になります。
会員QRコードの発行により、オンラインショップの顧客IDと店頭でのお客様を紐づけられるようになり、OMO(オフラインとオンラインの融合)施策をスムーズに導入できます。
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