【23年最新】LINE公式アカウントの分析機能を徹底解説

  • 2023.07.20

この記事で得られること

LINE公式アカウントの分析機能が一挙にわかる

各分析機能で分析できることがわかる

LINE公式アカウントで分析機能を使うメリットが知れる

LINE公式アカウントの管理画面では、さまざまな分析機能が提供されています。それらの分析機能を使えば、マーケティング施策の効果測定や、ユーザーの動向を調査・分析できます。 本記事では、LINE公式アカウントで利用できる分析機能をすべて解説します。チャット分析の必須機能「LINE Tag(ライン・タグ)」についても解説するので、LINE公式アカウントの運用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINE公式アカウントの分析機能一覧

それでは早速、LINE公式アカウントの分析機能とLINE Tagについて、一つずつ解説します。各分析機能の特徴を整理していくので、自社における活用をイメージしながら読んでいただければ幸いです。

分析機能1. ダッシュボード

「ダッシュボード」では統計情報を一覧で表示してくれます。

<チェックできる情報>

メッセージ通数送信
友だち友だち追加、ターゲットリーチ、ブロック
チャットアクティブルーム、受信メッセージ、送信メッセージ

LINE公式アカウントで行なっているマーケティング施策の状況を、大まかに確認できるため、最もよく使う分析機能の一つです。

分析指標は「7日間」または「30日間」と、2つの期間に分けて確認できます。

分析機能2. 友だち

「友だち」では友だちの追加数、属性情報、追加経路などを確認できます。

<チェックできる情報>

概要友だち追加、ターゲットリーチ、ブロック
属性性別、年齢、地域
友だち追加経路LINEスタンプ、ホームタブ、友だち追加アイコン、友だち追加URL、
友だち追加QRコードなど
友だち追加広告インプレッション、友だち追加数、友だち追加率、友だち追加単価

LINE公式アカウントのマーケティング施策では、友だちに追加される数も大切ですが、「どの経路で追加されたか?」を把握することも重要です。

さらに、ユーザーの属性情報を組み合わせて分析すれば、ターゲットごとの動向を分析することもできます。

分析機能3. メッセージ通数/配信

「メッセージ配信」ではユーザーに配信したメッセージを、さまざまな角度から分析できます。

<チェックできる情報>

メッセージ通数合計数、配信数、応答数、あいさつ数
メッセージ配信配信数、開封数、クリックユーザー数、再生開始数、再生完了数、
コンバージョン数、コンバージョン率、カスタムされたコンバージョン、
クリック数、クリック率、クリックユーザー数、動画/音声の再生率など

配信したメッセージに対して、多種多様な切り口で分析できるため、マーケティング施策の効果測定を細かく行えます。

カードタイプメッセージやキャンペーンごとの効果測定も可能であり、かなり細かい分析が可能です。

分析機能4. ステップ配信

「ステップ配信」ではステップ配信したメッセージの配信状況を分析できます。

<チェクできる情報>

メッセージ配信する指定期間内に送られたメッセージ数の合計
ステップ開始ユーザー数指定期間内にステップ配信が開始したユーザーの数
ステップ完了ユーザー数指定期間内にステップ配信が完了したユーザー数

ステップ配信は段階的にメッセージを送信し、ユーザーの購買意欲を高められるマーケティング施策です。

配信状況や完了率などを確認し、施策効果が出ているかどうかをチェックしてみましょう。

分析機能5. チャット

「チャット」では、ユーザーとのチャットにおけるメッセージ数などを把握できます。

<チェクできる情報>

アクティブルームチャットを利用したユーザの数
受信メッセージ受信したメッセージの数
送信メッセージ送信したメッセージの数
応答メッセージ自動応答したメッセージの数

利用頻度は低い分析機能ですが、チャット全体のメッセージ数などを把握することで、ユーザーのチャット利用率を分析できます。また、各データのエクスポートが可能です。

分析機能6. リッチメニュー

「リッチメニュー」では、リッチメニューにおけるクリック数や表示数などを分析できます。

<チェクできる情報>

インプレッションリッチメニューの表示回数
インプレッションユーザーリッチメニューを表示したユーザー数
クリックリッチメニューのクリック数
クリックユーザーリッチメニューをクリックしたユーザー数
クリック率リッチメニューのクリック率

リッチメニューはエリアごとに分析できるのが特徴です。よくクリックされているエリア、逆にクリックされていないエリアを割り出し、改善活動に役立てられます。

分析機能7. あいさつメッセージ

「あいさつメッセージ」では、あいさつメッセージの統計情報を確認できます。

<チェクできる情報>

全体あいさつユーザー数、開封ユーザー数、開封率、クリックユーザー数、
クリック率
インプレッション、
リンククリック
インプレッション数、クリック数、クリックユーザー数、クリック率
インプレッション・
動画・音声
インプレッション数、再生開始カウント数、再生割合、再生ユーザー数

あいさつメッセージはユーザーに初めて届くメッセージです。この分析結果が良好なら、ユーザーに良い印象を与えられていることになります。

分析機能8. クーポン

「クーポン」では配信したクーポンごとの統計情報を確認できます。

<チェクできる情報>

経路クーポンが開かれた経路
ページビュークーポンの表示回数
ユニークユーザークーオンを表示したユーザー数
保存ユーザークーポンを保存したユーザー数
使用ユーザークーポンを使用したユーザー数

ECサイト等において重要なクーポン施策を、5つの視点から分析できます。より効果の高いクーポンを生み出すためにも、積極的に利用したい分析機能です。

分析機能9.  予約

「予約」ではLINE公式アカウントからの店舗予約数などを把握できます。

<チェクできる情報>

来店来店客数、キャンセル組数、キャンセル率、来店人数
予約受付予約受付数、キャンセル受付数

飲食店などの店舗運営をされている方の場合、キャンセル率が高ければ原因分析を行い、改善活動に役立てられます。

分析機能10. ショップカード

「ショップカード」ではカードの発行数やポイント別の使用ユーザー数などを確認できます。

<チェクできる情報>

カード・ポイント有効カード、発行済みカード、付与ポイントの合計、来店ポイント、
カード取得ボーナス、有効期限切れ、発行済み特典チケット、
使用済み特典チケット、使用率

ショップカードは店舗のポイントカードを簡単に発行できるため、店舗運営におすすめの機能です。カード発行数やポイント付与状況などをチェックし、店舗運営に役立てましょう。

分析機能11. プロフィール

「プロフィール」では、LINE公式アカウントのプロフィールが表示された回数などがまとめられています。

<チェクできる情報>

プロフィールプロフィール表示回数、表示したユーザー数
レビューレビューの平均スコア、レビュー数、レビューへの返信率、レビューへのいいね数

企業やブランドの基本情報を掲載できるプロフィールは、表示回数やレビュー数などによって、ブランディング効果を測定できます。

Web上にも表示されユーザーへの認知経路になるため、積極的に分析し、プロフィールの継続的改善を行いましょう。

分析機能12. LINE Tag(ライン・タグ)

「LINE Tag」とは、LINE公式アカウントから配信したメッセージのコンバージョン(成果)をチェックできる機能です。

<チェクできる情報>

ユーザーの行動メッセージの開封数、開封率、メッセージからのサイト訪問数など
コンバージョンLINE公式アカウントやLINE広告から商品購入に至った割合など

LINE Tagを利用するためには、LINE公式アカウントの管理画面で「ベースコード」と「コンバージョンコード」を発行し、Webサイトのphpファイル内に設置する必要があります。

詳しいやり方は別の記事で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

LINE公式アカウントで分析機能を使うメリット

LINE公式アカウントで分析機能を使うと、どのようなメリットがあるのかをまとめました。

ユーザーの購買パターンを把握できる

LINE公式アカウントにはさまざまな分析機能が用意されており、機能ごとに細かい分析も可能です。

各分析機能を駆使すれば、ユーザーの購買パターンを把握することも難しくありません。

また、ユーザーの属性データ(性別、年齢、地域)を組み合わせて分析すれば、想定していた消費者ターゲットの正解/不正解を判断することもできます。また、消費者ターゲットに関して、新しい発見があるかもしれません。

新しいユーザーニーズを発掘できる

メッセージや広告の文面を変え、2種類のクリエイティブを用意すれば、LINE公式アカウントで「A/Bテスト」を実施できます。

A/Bテストを通じてより効果の高いクリエイティブを把握することにより、新しいユーザーニーズを発掘できる可能性があります。

表示数やいいね数、コメント数などをつぶさに比較しながら、より効果の高いクリエイティブを生み出すことと、新しいユーザーニーズの発掘を両立させましょう。

PDCAサイクルを回してマーケティングを改善できる

LINE公式アカウントを使ったマーケティング施策は、ユーザーの反応をダイレクトに把握できるため、PDCAサイクルを素早く回すことができます。

継続的かつスピーディな改善活動こそ、マーケティング施策成功の要です。

LINE公式アカウントの分析機能をフル活用して、PDCAサイクルを素早く回し、マーケテイング施策の効果をいち早く生み出しましょう。

まとめ

LINE公式アカウントの分析機能、並びにLINE Tagは、LINEを使ったマーケティング施策を展開している企業にとって必須機能です。

「まだ使ったことがない」
「使い方がわからなかった」

という方は、これを機にLINE公式アカウントの管理画面にある「分析」タブをクリックしてみましょう。

当ブログではLINE公式アカウントを使ったマーケティング施策の、分析・効果測定方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

LINE×Shopifyのマーケティング促進なら「Lipify」がおすすめ

LINE公式アカウントの分析機能は便利な反面、「分析画面が分散していて見づらい」という声もあります。そこで、「Lipify(リピファイ)」をおすすめします。

Lipifyは、LINE公式アカウントとShopifyストアを連携し、Lipifyの管理画面上で分析データを表示できます。

メッセージの配信数、クリック数、コンバージョン率などマーケティング施策の効果測定に欠かせないデータを一元管理できるため、ストレスの少ないデータ分析が可能です。

また、メッセージごとの効果測定を視覚的に表せるため、今後どのような内容でメッセージを配信すべきか、意思決定を素早く下せるようになります。

Lipifyなら、LINE公式アカウントで実施するマーケティング施策の費用対効果や分析指標を、リアルタイムで見ながら改善活動を推進することができます。