Shopify Partner(パートナー)とは?概要や依頼すべきケースまで解説

  • 2023.06.10

この記事で得られること

Shopifyパートナーが何をしてくれるかわかる

Shopifyパートナーに依頼すべきかの判断基準がわかるn

Shopifyパートナーに依頼すべきかの判断基準がわかる

初心者でも簡単にオンラインストアを構築できるShopifyですが、デザインや機能を本格的に作るとなると、専門的な知識・スキルが必要となります。 そこで依頼を検討すべきなのが、「Shopify Partner(パートナー)」と呼ばれる、Shopifyにおけるオンラインストア構築の専門家です。 本記事ではそんなShopifyパートナーの基礎知識やできること、Shopifyパートナーに依頼すべきケースについてご紹介します。 Shopifyを使ったオンラインストア構築を外注しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

Shopify Partner(パートナー)とは?

Shopifyパートナーとは、Shopifyを使ったオンラインストアの構築、テーマやアプリケーションの開発における、Shopify公認の専門家のことです(個人か法人かを問わず)。

Shopifyは世界中で急成長しているオンラインストア構築サービスであり、国内における累計店舗数は、2023年第2四半期の時点で約2万9,000店にのぼっています(Store Leads社の調査より)。

Shopifyのサポートチームが世界中のオンラインストア運営社をサポートするのは、現実的に不可能です。そこで、Shopifyパートナープログラムを用意することで、一般企業や個人がパートナーとして登録し、オンラインストア運営社をサポートできる仕組みを作りました。

Shopify Partner(パートナー)ができること

Shopifyパートナーができることは、大きくわけて4つあります。

  • Shopifyストアの構築
  • ShopifyアプリやAPIの開発
  • Shopifyテーマのデザイン
  • Shopifyアカデミーの受講

それでは、一つずつ解説します。

Shopifyストアの構築

Shopifyを使ったオンラインストアの構築は、テンプレートを利用すれば初心者でも難しくありません。しかし、オリジナリティの高いオンラインストアを構築する場合、専門的な知識・スキルが必要です。そこでShopifyパートナーは、顧客に代わってShopifyストアの構築ができます。

ShopifyアプリやAPIの開発

Shopifyアプリとは、Shopifyストアに追加できるアプリ(機能)のことです。Shopifyパートナーは独自のアプリを開発し、アプリストアに公開してそこから収益を得たり、顧客の要望に応じてShopifyアプリを独自開発したりできます。

また、Shopifyが提供しているさまざまなAPI(Application Program Interface)を使い、開発効率を高めながら信頼性のあるShopifyアプリを開発できます。

Shopifyテーマのデザイン

Shopifyテーマとは、オンラインストアにワンクリックで適用可能なデザインのことです。Shopifyパートナーは新しいテーマを制作してShopify上で販売したり、顧客ごとにカスタマイズされたテーマを制作できたりします。

Shopifyアカデミーの受講

Shopifyアカデミーとは、Shopifyパートナーだけに提供されているトレーニングプログラムのことです。

ShopifyパートナーはShopifyアカデミーの受講することで、Shopifyへの理解を深め、より質の高いサービスを顧客に提供できるようになります。

以上の他にも、Shopifyロゴの使用権利を得たり、専用の管理画面にアクセスできたり、Shopifyパートナーならではの特典があります。

Shopify Partner(パートナー)の登録方法

Shopifyパートナーの登録方法は実に簡単なので、ここで紹介しておきます。

  1. Shopifyパートナープログラムページにアクセスする
  2. 「今すぐ登録」をクリックする
  3. 「メールアドレスで続行する」をクリックする
  4. メールアドレス、氏名、パスワードを入力して「Shopify IDを作成する」をクリックする
  5. アカウント情報を入力して「ダッシュボードを表示」をクリックする
  6. 受信したメール内の「メールを確認する」をクリックする
  7. 「Shopifyパートナー」をクリックする

以上で、Shopifyパートナーへの登録は完了です。

Shopify Partner(パートナー)プログラムについて

Shopifyパートナープログラムには、3つのパートナー制度があります。それぞれに特徴が異なるので、ここでご紹介します。

Shopify Partner(パートナー)

Shopifyパートナーとは、Shopifyパートナープログラムに参加している個人や法人のことです。

Shopifyパートナープログラムに登録すると、まずはShopifyパートナーとして、Shopifyとのパートナーシップがスタートします。

ShopifyパートナーはShopifyのさまざまなリソースや情報を閲覧でき、それぞれの専門的な知識・スキルを活かしたサービス提供が可能です。

Shopify Experts(エキスパート)

Shopifyエキスパートとは、Shopifyパートナープログラムに参加している個人や法人のうち、Shopifyに対する深い知識と、豊富な経験を持っているパートナーのことです。

オンラインですぐに登録できるShopifyパートナーとは異なり、Shopifyが定める審査をクリアしなければいけません。

Shopifyによって一定以上の実績が認められたのがShopifyエキスパートなので、専門性の高いオンラインストア構築などを得意としています。

Shopify Plus Partner(プラス・パートナー)

Shopifyには、エンタープライズ向けのプランとして、「Shopify Plus(月額2,000ドル)」を提供しています。

このShopify Plusにおいて、深い知識と豊富な経験を持ち、かつShopifyの審査をクリアしたのがShopify Plusパートナーです。

一般的には、大企業や取引高の多いオンラインストアがShopify Plusを利用するため、大規模オンラインストアの構築を得意としている企業が、Shopify Plusパートナーに認定されています。

オンラインストア構築を依頼すべきパートナーは?

Shopifyを使ったオンラインストア構築において、「ShopifyパートナーよりもShopifyエキスパートに依頼する方がいいのか?」という質問を、よくいただきます。

結論から言って、「どのパートナーに依頼するのが正解」ということはありません。

大切なのは、依頼する項目と目的、さらにコストのバランスによって決めることです。

Shopifyエキスパートは専門的な知識・スキルや、実績がShopifyに認められていることから、「Shopifyパートナーよりも優れている」と考えがちです。しかし、Shopifyパートナーの中にも優秀なパートナーは存在します。

また、Shopifyエキスパートへの依頼は比較的高コストなため、依頼の項目と目的、さらにコストのバランスを考慮すると、Shopifyパートナーに依頼した方が良いケースもあります。

Shopifyを使ったオンラインストア構築などをパートナーに依頼する際は、登録しているパートナー制度に縛られず、複数のパートナーから見積もり等を取り、最適なパートナーを探して見てください。

Shopify Partner(パートナー)への依頼すべきケース

最後に、Shopifyパートナーへ依頼すべき5つのケースをご紹介します。

1. 独自のデザインでShopifyストアを構築したい

Shopifyは初心者でもオンラインストアを構築できますが、オリジナリティの高い独自デザインのShopifyストアを構築したいとなれば、Shopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。

独学でオリジナリティの高いShopifyストアを構築するよりも、Shopifyパートナーに依頼する方が低コストな場合が多々あります。

2. Shopifyストアに最適なアプリが知りたい、実装したい

運営中のShopifyストア、またはこれから構築するShopifyストアに対して、最適なアプリはどれかアドバイスをもらいたい方も、Shopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。

Shopifyパートナーの多くは、Shopify上での開発に限らず、オンラインストア全般の運用知識があります。専門的な立場からアドバイスできるため、「どんなアプリが必要?何を実装すべき?」といった疑問に、正確に答えてくれます。

3. オリジナルアプリを開発して業務を効率化したい

オリジナルアプリを開発し、Shopifyストアに実装したい場合もShopifyパートナーへの依頼を検討しましょう。パートナーによって得意としているアプリ開発が異なるので、アプリの目的をはっきりさせた上で、パートナー選定に臨むことをおすすめします。

4. ストア運営のサポートやコンサルティングをお願いしたい

Shopifyストアを運営しているがなかなか手が回らない、あるいは売上が伸びないという悩みがある場合も、サポートやコンサルティングの依頼を検討しましょう。Shopifyパートナー独自の視点からの、運用サポートやアドバイスが得られます。

5. 越境ストアを構築して海外ユーザーに商品を届けたい

近年注目されているのが、Shopifyを使った越境ストアの構築です。市場を世界に広げられることから、越境ストア構築を検討している方も多いでしょう。

Shopifyには多言語・他通貨対応機能があるため、越境ストアを比較的簡単に構築できますが、初心者では運用が難しい場合もあります。

越境ストアの構築・運用に特化したShopifyパートナーも存在するので、依頼を検討してみましょう。

まとめ

Shopifyによるオンラインストアの構築・運用を内製で行えれば、それが理想的です。しかし実際は、人員や知識・スキルといった、さまざまなリソースが不足している運営者が大半ではないでしょうか。

そこで、Shopifyパートナーへの依頼を検討してみてください。必要に応じてスポットで依頼することも可能ですし、長期的なパートナーシップを結ぶことも可能です。Shopifyで何か困ったことがあれば、まずはShopifyパートナーへ相談してみましょう。

カシミラがShopifyパートナーとしてできること

弊社はShopifyパートナーとして、運用支援サービスと2つのShpifyアプリを提供しています。

LipifyShopify×LINE連携アプリ。お客様ひとりひとりに合わせたメッセージ配信で顧客体験の向上を実現。
配送マネージャー配送日指定や配送伝票の印刷、追跡番号通知の自動処理アプリ。ヤマト運輸、佐川、日本郵便の3社に対応。
D2Csquare大手オンラインモールに頼らず、自社オンラインストアによる売上を目指す「D2C戦略」を支援するサービス。

Lipifyと配送マネージャーは、永久無料プランをご用意しているため、お試しでの導入も可能です。

Shopifyのオンラインストア構築・運用のサポートも行っておりますので、Shopifyでお困りごとがある際は、Shopifyパートナーのカシミラにぜひご相談ください。